先回のブログで、リサイクルショップの箪笥の引出しから、明治の村絵図を発見したことを書きました。輪中の土地と思われるその地図には、河溝が縦横に描かれ、輪中生活の厳しさを物語っていました。 その場所(浅草東村)は、濃尾平野の南西部、養老山系の東、現在の大垣市南部に相当します。 ] 村絵図で見る限り、通常ではありえない土地の形態です。 しかし、現在では河川改修がすすみ、土地の利用法が大きく変わって、当時の様子を窺い知ることは難しいです。 そこで、輪中生活のイメージがわくような資料はないかと探したところ、思わぬ品が出てきました。 輪中の絵葉書です。 『輪中』 カバーをひらくと、 濃尾平野の中下流域に築…