ぼくは大阪にある「関西芸術座」の研修生となり、そのまま正式に劇団員になりましたうれしいことに、すぐに役をもらい全国各地を巡演しました『奇跡の人』の黒人農夫役(元々の台本にはなかった役)、その後、黒人の子ども役(元々の台本にもあった役)に替わりました。24歳で「5才児」の役でした元気な5才児ということでやりたい放題でした。舞台で宙返りをしたり、主役のサリバン先生が大切なセリフを話している時にお客さんを笑わせてしまったり。さすがに、大事なセリフを邪魔した時は怒られてしまいました。劇全体を壊してしまうことになるので当然ですぼくの演技は劇団内で好評で「あの滅多に褒めない演出部の〇〇さんが褒めてたよ!」…