仕事の関係で夕食を外で済ませることになって、入ったお店が残念だった。高校時代に何度か行ったことがある中華料理店だ。 当時は、落ち着いているけれど愛想が良くて、老若男女に愛される店だった。高校生向けのお得なセットもあって、運動部員だった友人達は常連だった。自分も彼ら彼女らに連れられて行ったのが最初だった。あれがおそらくは「初めての学校帰りの外食」だったはずだ。 そういう店が数十年を経て、とても残念な店になっていた。夕食時なのに客はゼロ。クリアファイルを使ったメニューは汚れていて、ページが折れてぐしゃぐしゃになっている。新聞の川柳のコピーが挟まれているなど、よくわからない店主のメッセージ性が感じら…