日本の昔話は、五常(仁・義・礼・智・信)と五行(木・火・土・金・水)のヒントが散りばめられた「心を整える練習帳」です。この視点で読み直すと、いまの自分の心の状態が言葉になり、今日の一歩が決めやすくなります。昔話は、世代を超えて語り継がれる中で行動と心の型が磨かれてきた物語です。 五常は心の5つの構成要素、五行は暮らしや体調の巡りを見る物差し。この2つの視点で読むと、出来事が「徳」や「巡り」に対応して見え、自分に足りない、あるいは働きすぎている要素が分かります。ある時、卍易風水講座で先生が昔話を五常・五行の観点から解きほぐしてくれたとき、頭の中でカチッと音がしました。 子どもの頃から知っている物…