早見さん新刊。早見さんの作品は読んだり読まなかったりなんですが、これは 図書館の新刊情報でタイトルが気になったので借りてみました。中学受験に 挑む小学六年生の長谷川十和を主人公に、幸せな家族とは何かを問う家族小説。 前半は、小学六年の十和が抱える家族に対する鬱屈みたいなものがちょいちょい噴出 していて、イライラさせられることも多かったです。でも、十和がお受験に向けて 本気を出し始めて以降は、ぐいぐい引きつけられて、十和と家族の頑張りとともに、 彼女のお受験を一緒にハラハラドキドキしながら駆け抜けた感じがしました。 十和がなぜ父親に対してあんなにイライラしていたのか、十和の親友の黒い噂とは 真実…