「時は金なり」という言葉がある。元々はベンジャミン・フランクリンの”Time is money”を翻訳したものらしい。 その意味は、「時間はお金と同じく貴重なものだから、浪費することなく有意義に使うことが大切である」とされる。 だが、フランクリンの意図はやや異なるらしい。 彼のこの言葉には「機会損失」のニュアンスが含まれているという。 例えば、ある一日を遊んで過ごした場合と労働をした場合を考える。遊んだ場合は娯楽に5,000円使った一方、労働していたら1万円稼げたとする。このとき、娯楽で過ごしたら5,000円を失っただけでなく収入になるはずだった1万円も逃し、合計で1万5,000円を失ったと考…