松乃木大明神

けさ、松乃木大明神にいた「にいやん」 きょうは朝から雨が降り続いた。 目が覚めたとき、雨の音がかすかに聞こえた。 天気予報は終日の雨を予想していた。 「この天気じゃ、朝焼けや夕焼けは望めないな。ここはひとつあそこで楽しませてもらおうじゃないか」と思い、松乃木大明神へ行った。 狙いは当然、雨宿りをする猫だった。 行ってみると、母猫とやんちゃんの親子に白黒の猫もいたが、私が近づくと逃げてしまい、なかなか撮らせてくれなかった。 「にいやんはどこへ行った。あいつが頼りだ」と思いながら待っていると、「悪い、悪い。ちょっと寝坊したぜ」といった様子でにいやんが姿を現した。 にいやんは松乃木大明神と薬師如来の…

きのうの夜、松乃木大明神にいた「にいやん」 きのうの仕事帰り、西成まで戻ってから、松乃木大明神へ行った。 ちょっと寄り道をしたため、あたりはすっかり暗くなっていた。 にいやんが薬師如来の祠にいた。 いつもの場所といっていいが、いつもと違っていたのは、にいやんのそばに供物があったことだ。 その供物は缶コーヒーだった。 そして眠そうなにいやんの表情が渋く見えた。 少し前に、にいやんが鳥居の前にいて、そばにサッポロの缶ビールがあった。 そのとき、昔のCMの「男は黙ってサッポロビール」というキャッチコピーが浮かんだ。 きのうはぴったりするものが浮かばず、私が即席のコピーライターになって考えた、 「苦み…

きのうの朝、松乃木大明神の近くで見かけた猫 きのうの朝、松乃木大明神の近くの路地を歩いたとき、狭い通路にいるキジトラの猫を見かけた。 その猫は松乃木大明神の境内に時々やって来る新参者で、古株の猫たちと折り合いがついていなかった。 私が近づくと、キジトラの猫は家と家の隙間に入っていった。 隙間の奥は母猫の一家が冬の根城にしているため、奥には行けないようで、隙間でじっとしていた。 私は隙間の入り口からちょっと撮り、出てきやすいように少し離れた場所に移動した。 するとキジトラの猫がすぐに出てきて、近くの家の外壁をよじ登り、2階の物干し台から私を見下ろした。 私とキジトラの猫は、互いに間合いをはかり合…

wけさ、松乃木大明神の近くの路地でこんな光景を見た けさ、スーパー玉出で買い物をしようと外に出たら雨が降っていた。 部屋に戻り傘を持って再び外に出た。 「雨が降っているなら、松乃木大明神に猫がいるんじゃないか」と思い、行ってみた。 境内に猫の姿はなく、どうしたものかと思いながら路地を歩いていると、雨が降っているのに日が差してきた。 そして、近くの家の壊れた雨どいから落ちている雨だれが、日差しを受けて輝いていた。 雨と日差しのコラボが、面白い光景を見せてくれた。 雨だれが落ちた 軒下に置かれたバケツに雨だれが落ちて、水の輪が広がった

きのうの夜、松乃木大明神にいた「にいやん」 きのうの仕事帰り、西成まで戻ってからいつものように松乃木大明神へ行った。 この時期としては珍しく本格的な雨が降っていた。 「祠で猫が雨宿りしそうな天気だけど、この寒さじゃな」と思いながら鳥居をくぐり、松乃木大明神の祠を見ると、にいやんが隅にいた。 にいやんは気持ちよさそうに眠っていたが、私が近づくと目を開け、「何しに来たんだ」という目で私を見た。 私は「そんなににらむなよ。寝ていればいいんだから」と思いながら、にいやんに向き合った。 気持ちよさそうに眠っていたにいやん にいやんは何か気になるものがあったようで、そちらをじっと見た。このあと祠から飛び降…

大寒の夜、松乃木大明神にいた「やんちゃん」 先日の大寒の夜、西成まで戻ってから、いつものように松乃木大明神へ行った。 大寒は一年で最も寒さの厳しいころとされるが、この日の寒さはそれほどでもなかった。 「この時期としては暖かい方だろう。猫がいるんじゃないか」と思っていた。 境内に入り、あたりを見回したが、猫の姿はなかった。 「せめて寒中を過ぎないとだめか」と思い、帰ろうとしたとき、頭の上で小さな音がした。 松乃木大明神に隣接する家の屋根を見上げると、やんちゃんがいた。 普段はふてぶてしいくらいに泰然としているやんちゃんが、何かにじっと目を光らせていた。 その態度は明らかにびくびくしていた。 やん…

きのうの夜、松乃木大明神にいた猫 きのうの夜、西成まで戻ってから、いつものように松乃木大明神へ行った。 厳しい冷え込みに風も加わり、「この寒さじゃ猫はいないだろうな」と思っていた。 鳥居をくぐったところで、白黒の猫が賽銭箱の上にいるのが見えた。 「寒さに耐えて、泥棒に目を光らせているんだな。偉いぞ」と思いながら近づくと、そこから逃げようとした。 「どこへ行く気だ。人が近づいて逃げるんじゃ、役に立たないじゃないか」と動きを見ていたら、賽銭箱から下りて私にすり寄ってきた。 よほど腹が減っていたのだろう。 私は餌を持っておらず、頭や喉をなでてやることしかできなかった。 白黒の猫は、「せっかくすり寄っ…