小説家、ノンフィクション作家。1957年生まれ。 日本大学芸術学部中退。1986〜1988年、パリ〜ダカールラリーにドライバーとして参戦。また、アマゾン秘境に釣行するアウトドア派でもある。 ノンフィクションライターとして、2006年、「下山事件最後の証言」で第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)と第59回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)をダブル受賞。 小説家としては、2007年『TENGU』で、第9回大薮春彦賞を受賞。
拝啓、あなた様少し前に読んだ、柴田哲孝さんの「暗殺」に、朝日新聞阪神支局襲撃事件のことが出てきます。今日は、光文社のスマートフラッシュの記事を読みました。「赤報隊事件」旧統一教会・元広報部長が明かす、というタイトルです。 えっ、これって、柴田哲孝さんの「暗殺」に書かれていた内容と一致しますよね?とても興味深い内容です。真実が明らかになる日が来ますように。 かしこ ------------------------------------------- 紙飛行機ドットコム ------------------------------------------- ● 「365日 Letter Styl…
柴田哲孝/幻冬舎/話題のベストセラー 暗殺 (幻冬舎単行本) 作者:柴田哲孝 幻冬舎 Amazon あらすじ 実際の事件をモチーフにしたフィクション小説 元内閣総理大臣が演説中に聴衆の目の前で銃撃され殺された。 犯人はある宗教団体に恨みを持つ者で、その場で逮捕され単独犯とされた。 この事件は不幸にも数々の偶然が重ってしまったとされているが、 本当は必然だったのか、ほかに真犯人がいるのか・・・。 感想 この小説はあくまでフィクションなのだが、 実際に起きたことを記録したかのような完成度となっており、 ノンフィクションを読んでいるかのような錯覚を抱いてしまう。 読み進めていくうちに、この事件に当初…
(本文引用等のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください)拝啓、あなた様柴田哲孝さんの「暗殺」に登場するシャドウについて考えました。この小説の最後にシャドウが登場します。2023年2月13日。羽田空港にシャドウの姿がありました。田布施元首相の銃撃事件が起きたのは、2022年の7月ですから、シャドウは、事件後すぐには日本を脱出せず、半年以上も日本にいたことになります。”組織”は、シャドウに大金を支払って韓国から呼び寄せたとありましたから、シャドウは、”組織”の指示で動いているはずです。つまり、シャドウの意思で半年以上も日本に残っていたのではなく、"組織”の命令だと想像できます。シャドウが出…
(本文引用等のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください)拝啓、あなた様柴田哲孝さんの「暗殺」では、雑誌社の契約社員である一ノ瀬さんのことが気になったので、雑誌社も気になると書きました。「週刊サブジェクト」では、一ノ瀬さんが書いた記事だけではなく、公安調査庁より機密メールが流出したという記事も出ています。これは、公安の篠山宗太さんが関係しているんですよね。この篠山さんも、すごく気になる人物です。●--------------------------------------------●もしかしたら今回の案件は、その”公安調査庁”が国民に対して”正義”を敢行するための、絶好の機会になる可能…
(本文引用等のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください)拝啓、あなた様柴田哲孝さんの「暗殺」は、登場人物の名前が気になると書いてきました。同様に、人物の名前だけではなく、団体や組織、会社などの名前も気になります。現実とリンクしているのがわかりやすいのは「自由憲民党」でしょう。これは「自由民主党」のことですよね。「合同教会」も容易に想像がつきます。わたしの想像ですが。「週刊サブジェクト」は「週刊文春」がモデルではないかと思うのです。週刊文春さんは、疑惑の銃弾という特集記事を書いていたのでね。小説「暗殺」では、一ノ瀬さんが一度記事を書いた後、続報を書くことを中止させられてしまいました。豊田…
(本文引用等のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください)拝啓、あなた様柴田哲孝さんの「暗殺」における、偶然に関する話の続きです。前回は、一ノ瀬さんが奥野ダムに落ちたときの偶然について書きました。では、車に乗っていたもう一人の男、石井継男さんはどうなった?という話です。一ノ瀬に対して、石井は不運だったとあります。●-----------------------------------------------------●運転席のドアが開いた。車外に飛び出した上半身が樹木に当たった。車内に残っていたのは胴体だけだった●------------------------------------…
(本文引用等のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください)拝啓、あなた様前回、柴田哲孝さんの「暗殺」に登場する人物の名前を深読みしてしまう、という日記を書きました。ところが「暗殺」の中には名前が無い人もいるんですよね。一ノ瀬さんを助けた消防士さんです。消防士さんの名前は特に必要はないと思うので、普段であれば、名前が書かれていなくてもスルーするところです。でも、わざわざ「名前はわからない」と書かれると、気になりますよねえ。WEBで、柴田哲孝さんのインタビューを読みました。講談社さんが運営している現代ビジネスのページです。そこで柴田さんがおっしゃっています。●----------------…
(本文引用等のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください)拝啓、あなた様柴田哲孝さんの「暗殺」に登場する人物の名前の話です。特に前半部分に登場する人物たちの名前が気になります。というのも、小説とは言え、前半部分は実際に起きた元総理の銃撃事件と、かなりリンクしている内容だからです。 例えば、田布施博之は、元総理の安倍晋三さんがモデルなのは明らかでしょう。この名前は安倍元総理の出身地が山口県田布施町だという事が由来だと聞きました。小説の中の元官房長官の原芳正とか、現総理の木田邦男など、現実の世界の政治家の名前を容易に想像できます。同じ漢字が使われていたり、文字数や読み方が同じだったりの理由で…
拝啓、あなた様伊坂幸太郎さんの「アイネクライネナハトムジーク」を買ってきました。夏バージョンの限定カバーですよ~。またまた伊坂さんコレクションが増えてうれしいです。 「アイネクライネナハトムジーク」には、登場人物がたくさんいます。その人物の名前を考えるだけでも大変だろうなあと思います。以前に、伊坂さんの「クジラアタマの王様」に関するインタビューで、ネーミングについてお話されているのを読みました。ネーミングには気をつかっていらっしゃることがよくわかりました。※ NHK出版「クジラアタマの王様」インタビューはこちらです そうそう、フリガナ。文芸誌に載った短編で、名前の読み方がわからない人物がいたこ…
政権電論TVでもわざわざ見城徹社長自ら登場してプロモーションをしていた新書「暗殺」。 暗殺 (幻冬舎単行本) 作者:柴田哲孝 幻冬舎 Amazon すごく面白くて興味深かったので皆様にも読んでいただきたく今回はレビューしていきます。幻冬舎から出版された柴田哲孝氏の『暗殺』は、2022年に起きた安倍晋三元首相の暗殺事件を題材にしたフィクションであり、社会的・政治的な背景を深く掘り下げたスリリングな物語です。この書評では多くのレビューや情報を基に、本書の魅力とその社会的意義について詳細に探っていきます。 www.youtube.com フィクションとノンフィクションの境目 『暗殺』は、奈良県で元総…
今日の予定 ▼図書館で返却。 ▼シャワー、ひげ剃り。 ▼10/23(水)の打ち合わせ? 日記 ▼TVerで「あの本、読みましたか?」、三宅香帆さん出演回を視聴。予定外だった『暗殺』が読みたくなった。 暗殺 (幻冬舎単行本) 作者:柴田哲孝 幻冬舎 Amazon ▼図書館で書籍3点、CD1点を借り受ける。 ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社 e-SHINSHO) 作者:千葉雅也,山内朋樹,読書猿,瀬下翔太 講談社 Amazon ▼ 鑑賞 ドヴォルザーク:交響曲全集 アーティスト:ノイマン(ヴァーツラフ) 日本コロムビア Amazon 読書 ブログ machinaka-lib…
木曜日。8:15「あさイチ」に安達祐実・青木崇高(沖縄特集)。11:50「ぽかぽか」トークに室井滋。「徹子の部屋」は私の大切な「宝物」(富司純子・草笛光子・梶芽衣子・佐久間良子)。夜9時〜フジで映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』放送(これ、面白かった!初期のドラゴンボール世代にちょうどいい作品)。夜10時〜BSフジ「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」に勝村政信。 夜5:00-6:00 NHK『午後LIVE ニュースーン』 “連続テレビ小説「おむすび」で主人公の姉を演じる俳優・仲里依紗さんにインタビュー!“伝説のギャル”が語る「ギャルマインド」とは?子育てエピソードも。” 夜7:00-8:0…
毎週日曜日は、この一週間に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 (9/23~9/29 全83冊) *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 10/6 号 2 冊ことばが変われば社会が変わる 中村桃子 ちくまプリマー新書 968 ②三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ 手塚治虫 立東舎 5,500 ◆女性自身(今週号はお休み) ◆女性セブン「セブンズライブラリー」: 10/10 号 5 冊食いし…
8月26日(月) ・ チキンサラダサラダ ・ クラムチャウダー ・ 回鍋肉 ・ サラダ&ポテトサラダ ・ トマトのマリネ ・ いんげんとトマト炒め ・ わかめねぎスープ 8月27日(火) ・ 鮭の塩焼き ・ シャウエッセンとジャガイモ ・ サラダ ・ オクラとかにかまの中華和え ・ かぼちゃの煮物 ・ きゃべつの卵の味噌汁 8月28日(水) ・ たんドリーチキンサラダ ・ コーンスープ 8月29日(木) ・ シーザーサラダ ・ カレースープ ・ ナポリタン ・ サラダ ・ スパニッシュオムレツ ・ グリルドベジ ・ ネギのコンソメスープ 8月30日(金) 夫の誕生日(63チャイ) ・ 牛のうま…
柴田哲孝氏というノンフィクション作家が安倍元総理暗殺事件を題材にしたフィクションを発表しました。タイトルはずばり「暗殺」。 本の中で提起されている幾つもの疑問に答えるべき組織や機構が何一つ真実を答えず、フィクション=小説だけが残されて、真相は、本当に闇に葬られてしまうのでしょうか? 私が、この事件の真相について思いを馳せる時、二つの立場に立ちます。 一つは言うまでもなく「国際社会の中で世界をリードしていく日本の姿を現実に見せてくれて、戦後ながらく呪縛のようになっていた敗戦史観から脱却して、日本を取り戻してくれた、歴史に名を成す偉大な宰相」を失ってしまった日本の損失を考えた時、元総理を葬った真犯…
8月15日(木) ・ 肉豆腐 ・ サラダ ・ オクラの胡麻和え ・ かぼちゃサラダ ・ 鰆の塩焼き ・ キャベツの味噌汁 8月16日(金) ・ セミドライトマトの娼婦風パスタ ・ サラダ ・ パプリカのマリネ ・ かぼちゃのサラダ ・ スパニッシュオムレツ ・ 余り野菜と卵のコンソメスープ 8月17日(土) 親友とサシおデート。 tabelog.com 時間がなくてコースが頼めなかったのだけど、何食べてもおいしい! これは、再訪しなくてはと、友達と誓い合う(壮大) 2次会は久々の肉ビストロ灯へ 酔っぱらっているって程でもないんだけど、写真がブレブレ。 これ、お通しの生ハム。 来店してから切って…
2024年1月から8月までに発表された主な文学賞の受賞者・受賞作品を順不同で以下に示しました。今秋以降に発表される文学賞も多くありますが、2024年前半の受賞作のラインナップとなります。受賞作のみならず候補作となった作品も何冊か読みましたが、すべて粒よりの作品群だと思います、読書の参考になりましたら幸いです。 ▼2024年(1月~8月発表分)文学賞一覧 ▲ ◆新人賞◆ ◆芥川賞 主催 文藝春秋 第170回(2023年下半期) 九段理江 「東京都同情塔」 候補作 安堂ホセ「迷彩色の男」、川野芽生「Blue」 、小砂川チト「猿の戴冠式」、三木三奈「アイスネルワイゼン」 〇選考委員: 小川洋子、奥泉…
Book Review 24-14歴史 #暗殺 『#暗殺』(柴田哲孝著)を読んでみた。著者は1957年生まれ。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞と日本冒険小説協会大賞、07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞。 本書はフィクションであると断り書きがある。しかしながら、安倍晋三元首相銃撃事件の真相を追った作品である。ノンフィクションとすると、過激な推論を書くことができず、命を狙われかねないからであろう。作品では暗殺された元首相の名は別名だが誰が読んでも安倍晋三氏である。犯人名も変えてあるが、ウキペディアではXとなっている。 安倍晋三銃撃事件とは、2022年7月8日11時31分、…
先月も良く読めた。ありがたいです。 飲んでいれば、死ぬまでに出会えなかったかもしれない。 イエスの生涯、まいまいつぶろ、大御宝、遠野物語、 わたしを離さないで、スタンドバイユー 振り返ってみると良書に多く触れることができた。 断酒してよかった。 8月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4936ナイス数:54イエスの生涯 (新潮文庫)読了日:08月31日 著者:遠藤 周作大御宝 日本史を貫く建国の理念の感想神武天皇の「大御宝を鎮(しず)むべし」の言葉から聖徳太子や大化の改新、聖武天皇、桓武天皇、北条泰時、後醍醐天皇楠木正成、、信長、秀吉、家康、多くの天皇。この縦の線がこの国に住む国民…
柴田哲孝著の『暗殺』を読み終えました。この小説は安倍元総理の暗殺事件を題材としたフィクションです。陰謀論として山上徹也の単独犯ではなく、別のスナイパーが居たとされる説を扱っています。あくまでフィクションなのですが、登場人物が実在する人物を連想させ、前後の事件も実際に起きたことも多くどこまでが本当でどこからが物語なのか線引きが分からなくてとても惹きつけられました。この小説が真実に迫っているのなら作者の柴田氏も無事ではないでしょう。暗殺に至るまでの背景やその手法などなるほどそうか。と思える小説でした。
ネットを見ていると日テレの 「ザ!世界仰天ニュース」で 「安倍首相暗殺事件」を取り上げていて、 統一教会の手口も報道されたとの事。 (Tverで見たがあっという間に削除された) 今は全くテレビを見なくなったが、 統一教会の「合同結婚式」が騒がれていた当時、 テレビのワイドショーをずっと見ていた。 「何で、こんなおっさん(文鮮明)の言う事が 信じられるんだろう❓」 あのタレントの淳子ちゃんまで 知らんおっさんと結婚って・・・」😓 と思っていた。 韓国まで行って、 見ず知らずの韓国人と結婚するなんて 正気の沙汰じゃない⁉️と思っていた。 (2024.9.17 news23) 安倍元総理 旧統一教会…
90年代の中頃に保険会社の広報担当であった私は、大手新聞社に顔つなぎで出入りしておりました。 当時の印象として、付き合いやすかったのが毎日と日経。産経と讀賣は普通でしたが、圧倒的に感じ悪かったのが朝日新聞だと記憶しています。 何せ、受付の女性が酷かった。まるで、上から「できるだけ感じ悪くするように」と指示されているかのような気さえする態度で、いい気になってるなぁと思っていたのですが… 狙われていたんですね。赤報隊に。それが1987年5月3日のこと。 事件後に犯行声明として東京本社に送られた手紙には「とういつきょうかいの わるくちをいうやつは みなごろしだ」と書かれており、その脅迫状に同封されて…
まぁ、読みましたよ。 あくまでも小説、フィクションを謳っている同書ですが、 どこからどこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのか 考えさせられる一冊であり、背筋が凍るような思いもしましたね。 「令和」の意味とかね ...。 安倍元総理の祖父にあたる岸信介から、3代に続くカルト教団と国政との 繋がりを、ここで断たなければならないと考える一派があったということです。 国政選挙には、綺麗ごとは止めて、実際問題としてお金と人が、幾らあっても 足りないのが現実です。 統一教会は、そこを突いて、自ら又はフロント団体を盾にして、選挙では人も 金も自民党議員に尽くしたワケですね。議員としては、も…