暦の上では「秋」になり、 朝夕の涼風に一息つけるというものの、 まだまだ残暑厳しい季節が続いています。 現代の夏はとにかく蒸暑い! 江戸時代は現在よりは涼しかったようですが、 それでも夏の暑さに変わりはありません。 江戸の庶民は色々な工夫をして 暑さを凌ぎました。 住まいの戸を開けて風通しを良くし、 簾や葭簀で直射日光を遮り、団扇で扇ぎ、 更に気持ちだけでも涼しくなろうと、 風鈴を買って音で涼を感じようとしたり、 金魚を買って目で見て涼を感じようとしたり しました。 そして日が落ちたら、隅田川や上野不忍池など 「夕涼み」の名所にせっせと出掛け、 散策や舟遊びを楽しみました。 隅田川河岸には沢山…