石牟礼道子さんの苦海浄土を読んだあと、ちょうど近所で水俣曼荼羅という映画の上映会があると知って観てきた。 6時間もあるし、参加費3,600円となかなかするので身構えて行ったけれど、映画もよかったし、監督のトークもあっておもしろかった。会場の大津公会堂はほぼ満席で老若男女7-80人ほどいて関心の高さもうかがえた。 aoibiwako.org これは2004年の水俣病関西訴訟最高裁判決の日から撮影を開始し20年かけてつくられているという作品で、「水俣はもう終わった」と言われたりもする現代でもまだまだ問題となっている水俣病とその患者、そして行政にフォーカスしている。これまで水俣病と認められてこなかっ…