最近、私は読書をするときに二冊を並行して読む癖がついた。今読んでいるのは以下の二冊である。 論語と算盤(算盤) 永遠の0 一冊目は現在の1万円札の肖像画になっている渋沢栄一の持論である。二冊目は百田尚樹氏の小説だ。『論語と算盤』というのは変わったタイトルであるが、これは渋沢栄一が孔子の論語という人生訓を商売に活かしたところからきている。『永遠0』は主人公が26歳でフラフラしているものだから、雑誌の編集部に勤めている姉に大正八年に生まれ太平洋戦争で戦死した祖父の人生を調べることを頼まれるところから始まる。 二冊を並行して読むいい点は、片方に飽きたときにもう片方を読むことで読書のペースを維持できる…