女優
俳優座出身で1953年デビュー。舞台で主に活躍することが多いが、映画でも日活専属の後、フリーに。明るくキップのいいおばさんの役が多い。特に井上ひさし原作の舞台戯曲「化粧」は、一人芝居の作品で1982年初演から通算500回演じた。2009年の「座・高円寺」のこけら落としの舞台もこの作品であった。テレビでは「おしん」「春よ、来い」など主に脇役で出演してる。
【『ひめゆりの塔』】 渡辺美佐子氏の映画デビュー作は、今井正監督『ひめゆりの塔』(1953)。
戦乱で孤児となった者たちは隕石で超能力を身につけた少年と出会った。成長した彼らは真田十勇士(中村錦之助、渡辺美佐子、ジェリー藤尾、ミッキー・カーチス、米倉斉加年、河原崎長一郎、常田富士男、岡村春彦、春日俊二、大前均)となって戦う。
【松岡錠司監督の作品】 渡辺「松岡さんはとにかく変な監督です(笑)。初めてお会いしたのが『アカシアの道』(2001)」
【養成所と日活時代の想い出 (2)】
息苦しい生活を送るサラリーマン(藤村有弘)はひょんなことから出会った女性(渡辺美佐子)に魅せられた。暴力団組長の妻でクールな雰囲気の彼女だが、実は競輪選手(川地民夫)に入れあげていた。
新文芸坐の《生誕100年・加藤泰》で映画『真田風雲録』(1963年)を鑑賞。今年は大河ドラマ『真田丸』により真田幸村に注目が集まっているが、この映画は大坂の陣の真田十勇士を題材にしたミュージカル仕立ての異色の時代劇映画。これまで見たなかでもかなりヘンテコな映画のひとつ。真田風雲録 [VHS]東映ビデオAmazon主役は真田幸村(千秋実)ではなく猿飛佐助(中村錦之助)だが、出だしから破茶目茶。宇宙から飛来した隕石の放射能の影響で赤子の佐助が超能力を身につける(!?)。成長した佐助は、ヒロインのささびのお霧(渡辺美佐子)、そしてかわうその六(ジェリー藤尾)、由利鎌之助(ミッキー・カーチス)など個性…
人間狩り長門裕之Amazon 基本情報 人間狩り ★★★★ 1962 スコープサイズ(モノクロ) 89分 @アマプラ 企画:浅田健三 脚本:星川清司 撮影:岩佐一泉 照明:安藤真之介 美術:中村公彦 音楽:鏑木創 監督:松尾昭典 感想 ■なかなか尻尾を出さない悪党田口(小沢栄太郎)の口から15年前の殺人事件の緒をつかんだ小田切刑事(長門裕之)は、フサイという男の所在を訪ねて東京の町を駆けずり回る。そのとき時効完成まで36時間を切っていた。■という、非常に地味な刑事ドラマで、ハードボイルド活劇ではない。以上のお話に、自分の女(渡辺美佐子)から切り出された別れ話のやりくりが並行して進む。明らかに日…
市川崑監督の映画は30作品以上観てるんすが、品質の高い映像作品を量産していて凄いと思うんすが、ちょっと醒めているというか神目線というか第三者的な突き放した対象物描写をしているように感じるかな。私が好きなのは『鍵』『黒い十人の女』『股旅』『犬神家の一族 (1976年)』『悪魔の手毬唄』などかな。特に『股旅』と『犬神家の一族 (1976年)』は私の好きな邦画の上位に入るくらい大好き。 『火の鳥』を観て、ミッシェル・ルグランの『火の鳥』テーマ音楽と安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」がなんか似てると思い、ナギ(尾美としのり)が「オロ(風吹ジュン)、お前、女だったのか……」って台詞が『…
ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃 きょう4月23日は、中村嘉葎雄(なかむら かつお)さんの誕生日です。1938年生まれの84歳になりました。おめでとうございます。東京市赤坂区(現・東京都港区)南青山にて、歌舞伎俳優三世中村時蔵、ひな夫妻の五男(第九子)として生まれる。小・中・高ともに暁星に学ぶ。 1943年9月東京歌舞伎座で「取替べい」で初舞台を踏む。 高校2年生の時、兄の中村錦之助に続いて映画界(松竹に入社)に入る。 中村賀津雄の芸名で、『振袖剣法』(松竹京都1955:酒井辰雄)にて主演デビュー。 1976年2月、中村嘉葎雄に改名、現在に至る。 中村嘉葎雄さんの映画最近作は、 20…
四季の愛欲山田五十鈴Amazon 基本情報 四季の愛欲 ★★★☆ 1958 スタンダードサイズ 96分 @アマプラ 企画:大塚和 原作:丹羽文雄 脚本:長谷部慶次 撮影:山崎善弘 照明:吉田協左 美術:千葉一彦 音楽:黛敏郎 監督:中平康 感想 ■主人公の小説家(安井昌二)の家の女達はみなお盛んで、母(山田五十鈴)は年甲斐もなく愛人生活を謳歌しているし、妹(桂木洋子)は年寄りの夫(宇野重吉!)を嫌ってイケメン(小高雄二)との逢瀬を楽しんでいる。といいながら、当の本人もトップモデルの女房(楠郁子)を持ちながら妹(中原早苗!)に紹介された娘(峰品子)ともつきあい、那須の年増女(渡辺美佐子)とも懇ろ…
NET配信で映画「舟を編む」を見ました。 本屋大賞第1位に輝いた「三浦しをん」によるベストセラー小説の映画化。 2013年に公開されたドラマ映画だそうです。 松田龍平が超マジメな辞書編さん者を演じています。 他に、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華 ベテラン陣に、加藤剛、八千草薫、小林薫、渡辺美佐子、伊佐山ひろ子 オダギリジョーは、NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、るいの夫役を演じていた人ですよね。 最後の方で、やっと気が付きました(笑) 映画『舟を編む』「辞書が出来るまで」の特別映像 辞書編さんって、正に気が遠くなる様な地道で緻密な仕事なのが分かりました。 完成したとしても、次々に新…
監督 阿部豊 脚本 三木克巳 出演 小沢昭一 吉永小百合 浜田光夫 渡辺美佐子 浜村純 山田禅二 高原駿雄 www.nikkatsu.com アマゾンプライムで無料視聴♪ くず屋の男がなんとそのくずをもらいに行っていた印刷会社の社長になっちゃう出世物語だけど・・・ くず屋のろくさん(小沢昭一)は妻を7年前に亡くし、長女(吉永小百合)と息子3人で印刷会社からでる紙屑を回収して暮らしている。 彼は毎日朝一番でその会社へ行き、社員から雑用を頼まれても嫌な顔もせずにこなし、 最後は清掃までして帰るので社員からは好かれている。内緒で借金までしている社員もいるのだ。 彼の娘は高校三年生で弟の世話もよくする…
一条真也です。これから、わたしの好きな女優の本を4冊連続で紹介したいと思います。最初は、『映画女優 若尾文子』四方田犬彦・斉藤綾子著(みすず書房)からです。若尾文子という日本映画史に輝く名女優を哲学的に考察した本です。2003年に初版が、2016年に新装版が刊行されています。共著者の1人である四方田氏は1953年、西宮生まれ。東京大学文学部で宗教史を、同大学院で比較文化を専攻。中央大(ソウル)、コロンビア大(ニューヨーク)、ボローニャ大などで客員教授・客員研究員。明治学院大学文学部芸術学科で教授として映画史を教えた後、現在は文筆に専念。『映画史への招待』『日本の女優』(ともに岩波書店)など著書…
・銀河テレビ小説「風の盆」(1)放送時間と台本 とにかく「NHKアーカイブス」の風の盆」のページについては今後、情報が追加・訂正されるのを待つことしか出来ないが、放送期間中の「NHKクロニクル」を検索することで、ある程度の情報を得ることが出来る。 すなわち「銀河テレビ小説」は毎週月曜から金曜の21時40分から22時まで、再放送は翌日(金曜の分は月曜)の13時5分から25分までと云うことになっているのだが、「風の盆 ―銀河テレビ小説―(20回シリーズ) 」は関してはやや変則的になっていて、何度か前の回が再放送される前に次の回が放送されていて、本放送を見逃して翌日の昼に再放送で追い付こうとしたら、…
2月某日 5時半起床。朝はくるみパンチーズ乗せ、コーヒー、ミルミル。体重64.2キロ。昼はサブウェイでえびアボカドサンド。大崎橋広場で食べる。夜は西早稲田「升や」へ。ひらめ、まぐろ、ホタルイカの三点盛り、春菊ごま和え、菜の花おひたし。酒はビール、菊正宗2、ハイボール。20時頃お勘定。前回来たときは、有線の前で酔っぱらって踊ってたよとマスター。何があったのか思い出したくもない。十条に戻り、スターケバブビリヤニハウスで3パック500円の惣菜を買って帰ったらしい。さらに取ってあった豊能梅300ミリ瓶も半分飲んだらしい。きっと冷蔵庫の前でも踊っていたに違いない。 2月某日 5時40分起床。朝はゆで卵と…
シネマヴェーラにて古川卓巳『逆光線』。 古川卓巳といえば特集でもされたらコンプリート目指して日参したい監督の一人なのに、たぶん名高い『麻薬3号』さえ見逃したままだが、やはり面白かった。しかし古川卓巳とは。『大学の暴れん坊』のラスト10分近く劇伴もなくメトロノーム響くなか格闘を続ける展開を見て以来、たんに面白いでは済ませられない魅力はあるに違いないと踏んでいるが(やはり既にいろんな方が名前をあげているというのは当然だが)。しかし名画座通いの映画獣からは程遠い人間なので、はたして他の日活のアルチザンと比べて特異な存在としていいのかはわからないし、そういう作家とも思えない(中毒描写が多いとは聞く)。…
すま けい・ さようなら、そしてこんにちは 幻劇場 すまけい あんな顔 こんな顔 あんな事 こんな事 ~~~~ 1994年 2月 こまつ座 10周年記念公演 「オセロゲーム」 台本出来ず中止 2月1日放映 日本テレビ 室生亜季子監察医 15話 「扼殺」 2月14日放映 テレビ東京 「智恵子抄」 顔 カオ かお こんなシーン おわり 出演 南果歩 滝田栄 渡辺美佐子 あめくみちこ 中村新将 川上夏代 溝口順子 木村威夫 飯沼慧 大原裕 すまけい 他 VHSよりDVD へより取り入れ ---------------------------1972年「すまけとその仲間}解散 1985年復帰(カムバッ…
すま けい・ さようなら、そしてこんにちは 幻劇場 すまけい あんな顔 こんな顔 あんな事 こんな事 ~~~~ 1994年 2月 こまつ座 10周年記念公演 「オセロゲーム」 台本出来ず中止 2月1日放映 日本テレビ 室生亜季子監察医 15話 「扼殺」 2月14日放映 テレビ東京 「智恵子抄」 顔 カオ かお こんなシーン 出演 南果歩 滝田栄 渡辺美佐子 あめくみちこ 中村新将 川上夏代 溝口順子 木村威夫 飯沼慧 大原裕 すまけい 他 VHSよりDVD へより取り入れ ----------------1972年「すまけとその仲間}解散 1985年復帰(カムバック)後 舞台「日本人のへそ」N…
これまで知人と話題になるたび見ているフリしてきたスピルバーグ『続・激突! カージャック』をついに自宅で見る……。思い描いていたイメージよりも、ずっとスピルバーグらしいというか、非常にヘンな映画だった。これを『ET』や『未知との遭遇』より前に見るのは、どんな気分なのか想像できない。いや、自分が最近ずっと過去の亡霊を引きずるような映画ばかり反応しているせいかもしれない。もっと知らない世界に触れるつもりで映画を見に行かなければと決めた。しかしゴールディ・ホーンを含め、人が自分の意思ではないものに流されている。最初の発砲も、銃を持った手は映すが顔は画面外にしているせいで彼の意思なんか読めない。そして車…