今でも名作と誉れ高い大河ドラマ「国盗り物語」の中で、戦国時代、「美濃のまむし」斎藤道三が、「尾張のうつけ者」織田信長に、(もちろん政略結婚で)娘の濃姫を嫁がせる時、九寸五分の懐剣を渡してこう言った。 「もしものことがあったら、この短剣であのうつけを刺せ」 「父上、私はこれで、父上を刺すことになるかもしれません」 「(ワハハ) よく言った。それでこそわしの娘だ!」 道三(平幹二朗さん)、濃姫(松坂慶子さん)、信長(高橋英樹さん)という豪華キャストによる見応えのある作品で、このシーンのこの会話は小学生だった私にも、しっかりと印象に残ったものだ。特に、松坂慶子さんが、目をキラキラさせて、キッパリとこ…