地域のエネルギーを、地域で生み出し、地域で消費する「エネルギーの地産地消」。それは、脱炭素社会の実現と、地域経済の活性化を両立させる、未来のまちづくりの鍵です。この壮大なビジョンを、熊本の地で実現するために、かつてない強力なタッグが組まれました。熊本県、益城町という行政、そして地元の金融機関やエネルギー企業。まさに「オール熊本」体制で設立されたのが、くまもと地域みらいエネルギー株式会社です。2025年1月に設立されたばかりの、この新しい挑戦者の初年度決算が公開されました。そこには、設立初年度ならではの「純損失」と、その一方で、事業への固い決意を示す「自己資本比率99.6%」という驚異的な数字が…