4.3 VOD(Unext)に入荷していたので見返した。 忘れられない映画。 なぜよかったのかというと、①大量の登場人物をさばいている。②筋が豊富。③雰囲気でもっていこうとしない。──の三点だと思う。 ①②物語の主軸は市原隼人と上野樹里だが、蒼井優や相田翔子や酒井若菜や鈴木亜美が特長的な役回りで出てくるし、佐々木蔵之介や小日向文世がそれぞれ持ち味を発揮するし、映画中映画の「地球最後の日」もある。話が枝へ飛んでいくにもかかわらずしっかりと主軸にもどってくる。筋が豊富で複層に重なった話がしっかりと転結する。 ③「雰囲気でもっていく」とは元来まとまりのない話をなあなあにまとめ上げること。さらに言うと…