道東と言うと釧路管内・根室管内・オホーツク管内を連想する人が多いだろう。 だが「道東3管内博物館施設等連絡協議会」を構成するのはオホーツクではなく十勝なのだ。 そのためオホーツク管内の方が地理的には近いのだが、実情は疎くなりがちであった。 そんなわけで今回はオホーツク管内の博物館として美幌町と北見市の文化施設を見学して来た。 これは備忘録程度の雑感的なメモである。 【目次】 美幌博物館 北見圏北見文化センター 北見工業大学 ハッカ記念館 美幌博物館 美幌峠観光これは中の人が撮影した美幌峠からの屈斜路湖の中島の眺望 展示構成 常設展示は3つの展示室から構成されており、第1展示室「川とともに」、第…
今回の授業では、札幌農学校で学んだ農業理念を自ら実践するべく国の農業指導者として僻地に入った人物を取り上げた。その僻地の開拓農家から出た文学者が、北海道文学館の初代理事長である。彼は晩年に自己の若き人生を自伝的小説として残しているのだが、当然、当該農業指導者についても記しているわけだ。また彼はその農業指導者の娘に身分違いの恋心を抱き、後半のシリーズはそれがひとつのテーマとなるため、なおさらその農業指導者の描写が濃くなってくる。勿論自伝的小説はフィクションなので名前なども本名ではないが、そのモチーフとして個人が浮かび上がってくる。また、当時の道東最奥部における開拓の様子が描写されており、これは具…