源頼家の墓や指月殿を巡り、少し背筋が伸びるような歴史の旅を終えた後は、再び温泉街の中心を流れる桂川へと戻ってきました。 川の中に湧き出る、伝説の「独鈷(とっこ)の湯」 橋の上から川を見渡すと、真っ先に目に飛び込んでくるのが「独鈷の湯」です。 川の真ん中に突き出したような不思議な佇まいは、まさに修善寺温泉のシンボル。 弘法大師が、病の父の体を川の水で洗う少年に心打たれ、「独鈷(仏具)」で川の岩を打って霊泉を湧き出させた……。そんな伝説が残る、伊豆最古の温泉です。 「現在は見学のみ」で入浴はできませんが、川のせせらぎとともに湯煙が立ち上る光景は、どこか神秘的。 ここから修善寺の長い温泉文化が始まっ…