安藤先生とニーチェです 哲学は批判学であることを貫かれた先生です。この本ではニーチェ批判も散見されます。旧制第八高等学校時代には「校友会誌にニーチェ論なんてものばかりかいて」いて友人間ではニーチェの信奉者と思われていたふしがあります。『当世畸人伝』白崎秀雄 新潮社版P69(城野 宏)他 しかし、ニーチェを無批判に受け入れていたわけではなくこの時には超えていたと思われるものも見られます。そのニーチェ批判を挙げます。 “WHAT IS TRUTH” 56 Well,then,is there no need of making God nowadays? I very much doubt it.…