南鳥島でのレアアース泥採取成功というニュースが日本中を駆け抜けました。しかし、政治が「資源の自給」という上流工程(採掘)の成功を祝う裏側で、実務の最前線では別の「戦い」が続いています。 それは、中国が世界シェアの9割を握り、外交上の強力なカードとして利用する**重レアアース(ジスプロシウム:Dy、テルビウム:Tb)**の呪縛から、日本の製造業をいかに解き放つかという戦いです。 ここで鍵を握るのが、**産総研(産業技術総合研究所)**が進めている「資源を使わない知略」です。 1. なぜ「採掘」だけでは中国に勝てないのか? 2. 産総研によるDy削減技術の現在地:知略で資源を代替する ① 「粒子界…