政治家の学歴に『余録(250712)』は思う▲戦後政治家の中で、田中角栄元首相は学歴が注目されることが多かった一人だ▲本人も意識してか1962年の蔵相就任にあたり、旧大蔵省幹部らに「私が田中角栄だ。小学校高等科卒である。」とあいさつしたと▲静岡県伊東市長選で初当選したばかりの田久保真紀市長が経歴問題で辞意表明に追い込まれた。市広報誌などに「東洋大卒」と公表したが、実際は除籍だった▲学歴といえば、能登半島地震を巡り「運のいいことに能登で地震が」と演説し批判を浴びている自民党の鶴保庸介参院議員は、東京大法学部卒。演説で石川県珠洲(すず)市を念頭に置いたとみられる市を「たま、なんだっけ」と話したのに…