もう10年ほど前になるでしょうか。 縁あって一人の子どもが私のところへやってきました。ゲーム依存のお子さんでした。 家にいる間は片時もゲームを離さない。 同時に両手で2つのゲームをしているので、手離せないから食事は合間を縫って手掴み。 母親が注意しようものなら激昂する。 物を投げクーラーなどの家電用品を壊す。 延々泣き喚く。 という状態で、お母さんが困り果てておられました。 当時小学生の低学年だったその子は、小柄で可愛らしく、口も達者ではない目立たないお子さんで、宿題はちゃんとして来ていた為、学校ではノーマーク状態でした。 当時、このお子さんの様に、「え?この子が?」と、にわかには信じられない…