旧暦七月は鬼月。あの世の扉が開き、1か月間、あの世から戻った霊魂が人間界をさまようと信じられています。香港では盂蘭勝會があちこちで行われます。娘が潮州オペラを見たいと言い出して、今年も盂蘭勝會に行ってきました。 荃灣の盂蘭勝會 中華圏では、旧暦七月は鬼月とも呼ばれています。「鬼」というのは日本で言うオニではなく、霊魂、幽霊のことです。旧暦七月一日に鬼門(あの世の扉)が開き、三十日に扉が閉まるまで、1か月間あの世からやって来た霊魂が人間界をさまようと信じられています。 鬼月の1か月間は、祖先だけでなく、よりどころのない亡霊があちこちにいると信じられているので、海に入ってはいけない、夜中出歩かない…