名前の通り、石見(現在の島根県)にあった銀山。鎌倉時代に発見され、室町期に本格的な開発が進む。戦国期には毛利、尼子らの戦国大名の重要な資金源として、争奪の対象となった。のちに江戸時代になると天領(幕府直轄領)となり、奉行・代官が置かれた。 最盛期は江戸時代初期で、この時期は世界最大級の銀山であったと推測される。 2007年、アジアの鉱山遺跡としては初の世界遺産指定。 2008年には遺跡を後世に伝えるための石見銀山基金募金委員会が設立され、官民協働で保全活動がされている。
赤褐色の甍の波ー観世音寺からの俯瞰。 東京から寝台特急「サンライズ出雲」に乗って、初めて山陰方面を二泊三日の旅をした。 最初に廻ったのは世界遺産にもなっている石見銀山(大森銀山)の町並み。 大田市駅からバスで35分にある大森銀山の町並みが重要伝統的建造物保存地区に指定されたのが昭和62年と古いが、それらを含む遺構が世界遺産に登録されたのは20年後の平成19年だ。 銀山が最初に発見されたのは、古くは鎌倉時代末期とされるが、本格的な開発が行われたのは江戸時代に入ってからで、天領(幕府直轄地)になったことで大いに発展した。 狭い谷筋に細々と続く街並みには武家や商人、一般の人々、寺社が密集して混ざり合…
医者から「運動不足です。歩いてください」と言われたことはありませんか?たくさん歩くためには、身近じゃない場所に行って、興味に赴くままに、歩くのが効果的なので、旅行や出張はその大チャンスです!ぜひたくさん歩いてみてください。 今回は2泊3日の島根(一部鳥取)をドライブしながら回ってきました。 欲張りなので、いつもパンパンのスケジュールにしてしまいます。 第3日目は石見銀山を散策し、出雲大社、日御碕(ひのみさき)灯台を回ります! また盛りだくさんなので、前編、後篇に分け、今回は石見銀山をじっくり解説します。 youtu.be 大森のレトロな町並みを散策し、電動付き自転車で龍源寺間歩(まぶ)をじっく…
さて石見銀山は、大きく二つのエリアに分けられる。 坑道のたくさんある銀山地区と古い町並みの大森地区だ。 こんな感じの慎ましい古い町並みを歩く 時刻はちょうどお昼どき!大森地区でランチしよう。と、その前に、気になっていたパン屋さんへ。 ドイツで修業を積んだオーナーと奥様が営む、ドイツパンと洋菓子のお店ベッカライ コンディトライ ヒダカさん もう、ここに来たら絶対食べてほしい。とってもおいしいから。こんなにおいしいパンがここにあるとは…!あぁ。家の近くにこんなお店があればなぁ。 名物プレッツェル。また買いに行きたい美味しさ。 あのー、ほんとーにこんなこと言うとあれなんですが、島根で食べたものの中で…
島根県の道の駅巡り、日本海側をドライブして行ったのは、「道の駅 ロード銀山」です。大田中央・三瓶山インターから10分以内の場所にあります。 こちらの道の駅は、石見銀山からも近いため、名前にも銀山が入っています。道の駅内にはレストランがあり、名物のあなご料理もあるとのことなので、機会があれば食べてみたいと思います。 休憩スペースも設置されており、その付近にはメダカや金魚が入った鉢があったので、ゆったり泳ぐ姿に癒されました。ストーブも設置してあるので、コロナ渦でなければ地域の方の憩いの場になっているのではないでしょうか。もちろん日本海側をドライブする際に休憩するのも良いかと思います。 販売品として…
朝食バイキング、今日もおいしい。ありがとう、出雲ロイヤルホテル…!お世話になりました。 さぁ今日は、世界遺産 石見銀山へ!出雲市街地からは車で1時間くらい。天気は晴れ!この日が一番晴れていてほしかったの。(凍結・雪も心配だったからさ)古い町並みも楽しみだが、やっぱり山は朝のほうが格段に空気がおいしかろうと、早めにホテルを立った。 石見銀山公園から龍源寺間歩まで歩きますよ 石見銀山公園までも車で来れるようだが、環境保全のため、自家用車は世界遺産センターまでを推奨されている。 私は山歩きが大好きなため、世界遺産センター→石見銀山公園→龍源寺間歩までてくてく歩くことにした。が、レンタサイクルやバスも…
しろがねの葉:千早茜著のレビューです。 ☞読書ポイント 遠い昔の闇の中から浮かび上がる生と死と。 【つなぐ本】本は本をつれて来る しろがねの葉 作者:千早茜 新潮社 Amazon ☞読書ポイント 戦国時代末期石見国、仙ノ山と呼ばれる銀山の間歩(坑道)が舞台。「山を削り続けることは、命を削り続けること」―厳しい世界での彼らの生きざま、それを支える女たちの姿。生と死を考えさせられる、これまでにない千早さんの歴史長編。 遠い昔の闇の中から浮かび上がる生と死と。 事前にざっくりあらすじを読んでいて、結構好みの内容だと楽しみにしていた一作。戦国時代末期石見国、仙ノ山と呼ばれる銀山の間歩(坑道)が舞台とい…
2022/10/18 朝5時ころ起きる ブログを書いて更新する 朝食付きなので食べに行きます 卵、納豆が付いて元気の出る朝食でした 部屋に戻り 昨日買った梨を食べる、シャリシャリで美味しい買ったです 松江城へ 堀尾吉晴象 素晴らしい石垣です 天皇の行幸用に建てらてた建物 残念ながら行幸の宿泊に使われたことは無かったそうですがおしゃれな建物でした 明治期に建てられた神社 見えましたね 現存天守です、う〜ん渋い城ですね、1611年に建てられたことが分かり国宝に指定されました 680円を払い中に入ります 外側を見るだけなら無料でここまでこれます 地階に井戸がありビックリしました 沢山の柱が整然と並ん…
スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); おはようございます。 1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。 今日ご紹介する本はこちら。 千早茜さん著「しろがねの葉」です!! しろがねの葉 posted with ヨメレバ 千早 茜 新潮社 2022年09月29日頃 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle この本の内容 千早茜さんをツイッターでフォローしていまして、 いつもおいしそうな夜食やご飯の投稿に癒されています。 そんな千早茜さんが、 初の時代小説を執筆したということで、 興味津々で早速読んで…
ブラタモリ石見銀山~“世界の石見銀山”そのスゴさとは? 最盛期には世界の1割の銀を産出銀はカトラリーなどの製品なら興味があるけど 原石だとどうなのでも何でも探すのは面白い番組を見て 銀山川にはまだ原石が残っていると確信した でも探しに行くには少し遠過ぎるな
たいどん:重い知的障害のある自閉症児。永遠の2歳(高2になりました) ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(たいどんのパパ) 特別支援学校高等部2年生のたいどんは夏休み中。 一方の私は勤続30年のリフレッシュ休暇をお盆休みにくっつけて16連休とし「心行くまでたいどんと過ごすぞ」と意気込んだのはいいものの、連休後半は「やっぱりおとーちゃん(私ですね)も遊びに行きたい」と欲求不満。 そこでたいどんが午前中からデイサービスに出かけ夕方まで帰ってこない日を利用しバイクで出かけてきました(お風呂のカビ取り作業も前日に頑張りました。まだカビは残ってますが)。 出かけた場所は石見銀山(い…
ヴィンランドサガ面白いよな……。 二期始まったら続きが気になり過ぎて漫画版読んだけど、いやあ……面白いわ……。 暴力を用いない国をつくるって……。面白いでしょ……。 ヴァイキング時代の話なので、最初はどっかんどっかん死ぬんだけど。 わりとずっとすぽすぽ死ぬけど。 その経験を経て、主人公はどうするのか。 最初は父親を殺されたことを恨んで、敵討ちの為に生きていく。 その敵が死んで、ぬけがらになった主人公はどうするのか。 一期は敵が死ぬ所まで。二期はその続き。 主人公めっちゃつえーから惚れ惚れするし、めっちゃ気持ち良いんだ。 だからだんだんその要素がなくなるのはちょっとつまらないと思う人もいるかも。…
山川の教科書 P153 兵庫北関入船納帳 …兵庫湊(かつての大輪田泊)に置かれていた海上関所が… …中世の関所は、軍事的機能をもった古代の関所や、治安・警察的機能をもった近世の関所とは異なり、席線の徴収という経済的機能をもっていた。 ★ここは論述でよく出るね! まあ、普通の問題でも出るけどね。 その下の地図 尾道、兵庫北関があります。 P154 「一遍上人絵伝」(備前国福岡市)は前の共通テストに出てしまったので、私大対策でもう一度見ておきましょう。 …注目されるのは、銭納化とのかかわりである。中世後期でも年貢を現物でおさめていた荘園があったことが「兵庫北関入船納帳」からうかがえるが、多くの荘園…
温泉津ー正面に薬師湯を臨む路地 大森銀山に近い温泉地、温泉津。 かつては石見銀山の外港として、銀の積出港としての拠点だったが、やがて北前船の寄港地として山陰地方の物流拠点として繁栄した。 温泉町であり、同時に港町でもあった温泉津は古い街並みを残し、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。 温泉町の重伝建地区は、この温泉津のみである。 また、世界遺産である石見銀山の関連地区として含まれている。 大森銀山を散策した後、温泉津に足を伸ばして一泊、早朝の町並みを散策した。 温泉津の外湯の一つ「薬師湯」。明治5年の浜田地震で湧いたことで「新湯(震湯)」とも呼ばれた。 大正8年築の「薬師湯旧館」。 「…
こんにちは、さて第168回「芥川賞・直木賞」の受賞が1月19日に発表されました。芥川賞は、井戸川射子さんの作品「この世の喜びよ」、佐藤厚志さんの作品「荒地の家族」が受賞。そして直木賞の受賞は、小川哲さんの作品「地図と拳」、千早茜さんの作品「しろがねの葉」が受賞となりました。 いずれの作品も恥ずかしながら僕はまだ読んでないのですが、芥川賞の「この世の喜びよ」は、ショッピングセンターの喪服売り場で働く女性とフードコートずっと座っている少女の交流を描いたものとのこと。会見の映像では、この作品が二人称で書かれている点にも注目されていたので、ぜひとも一度読んでみたいです。 「荒地の家族」は、仙台市で書店…
第168回芥川賞・直木賞の受賞作が1/19に決定した。 芥川賞は井戸川射子の「この世の喜びよ」(群像7月号)と佐藤厚志の「荒地の家族」(新潮12月号)のW受賞に決まった。 直木賞は小川哲の「地図と拳」と千早茜の「しろがねの葉」に決まった。こちらもW受賞だ。 各受賞作の詳細について紹介したい。 第168回芥川賞の受賞作の紹介 第168回芥川賞候補作は、安堂ホセ『ジャクソンひとり』、井戸川射子『この世の喜びよ』、グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』、佐藤厚志『荒地の家族』、鈴木涼美『グレイスレス』の5作品だ。 5人中4人が初のノミネートで、フレッシュな顔ぶれがそろう。複数回候補になっているのは、鈴…
王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。 2023年年月30日21分はこちら!! 今回は第168回芥川賞・直木賞の受賞者の会見コメント及びインタビューです。 【芥川賞】この世の喜びよ:井戸川射子 インタビュー 内容 著者について 【芥川賞】荒地の家族:佐藤厚志 インタビュー 内容 著者について 【直木賞】地図と拳:小川哲 インタビュー 内容 著者について 【直木賞】しろがねの葉:千早茜 インタビュー 内容 著者について 感想 まずは芥川賞。受賞直後のお二人にインタビュー。 【芥川賞】この世の喜びよ:井戸川射子 この世の喜びよ 作者:井戸川射子 講談社 Amazon インタビ…
2022.05.21(土) 玉造温泉「佳翠苑 皆美」(かすいえん みなみ) 月山富田城から玉造温泉に来ました。 時刻は18時ちょっと前 今日の宿は「佳翠苑皆美」さん 部屋は 西の館 「天ゆら」和洋室 水回り ドレッサーに個室トイレ 普通のお風呂もありましたが、大浴場があるので使いません。 中庭もいい感じ 夕飯は20時に予約したので温泉街に出て見ます。 皆美さんの全景 道路沿いに看板が出ています。 今日はまだ空きがあるようです。 玉造温泉で神様探し「神話の情景」オブジェ 温泉街を歩くとこんなオブジェに会えるらしい 温泉街を流れる玉湯川に足湯があります ぶらぶらしてるうちに19時。 急いで宿に戻り…
お久しぶりです。 半年ぶりくらいかな。 何か書こうと思って、下書きは書いているんですが、内容が技術系のことになると、 「こんな浅い知識で書いてたら、その道の有識者から叩かれるんじゃないか」とか 「自分の知識量の乏しさが恥ずかしい」とか思っちゃって、なかなか投稿できないんですよね... まぁ、そんなこともあって、当分は趣味であるロードバイクトレーニングや旅のことについてをメインで発信していければなと思います。 (最初の「知識の整理箱」と題して書いたのが恥ずかしいわ!笑) まだまだ未熟者ですので、ロードバイクに関してアドバイスなどがあれば、 どしどし言っていただけると嬉しいです!! ロードバイク自…
第168直木三十五賞は小川哲さん、千早茜さんがダブル受賞 2023年1月19日、東京都内で第168芥川賞・直木賞の受賞作品が発表されました。第168直木三十五賞は、『地図と拳』小川哲さん、『しろがねの葉』千早茜さんがダブル受賞されました。 第168直木三十五賞は小川哲さん、千早茜さんがダブル受賞 第168直木三十五賞はダブル受賞 『地図と拳』小川哲 『しろがねの葉』千早茜 花水由宇の第168直木賞予想は…… 第168直木三十五賞はダブル受賞 2023年最初の読書のイベント、第168直木三十五賞はダブル受賞は小川哲さんと千早茜さんのダブル受賞で幕を開けました。 『地図と拳』小川哲 『ゲームの王国…
決定しました!2022年下半期の芥川賞、直木賞。なんとどちらもダブル受賞です!芥川賞は井戸川射子さん「この世の喜びよ」と佐藤厚志さん「荒地の家族」。直木賞は小川哲さんの「地図と拳」と千早茜さん「しろがねの葉」でした。パチパチパチ! 芥川賞、井戸川さんは「ここはとても速い川」で野間文芸新人賞を受賞している注目の作家。高校の国語の先生です。佐藤さんは仙台在住の書店員作家、作品は被災地に住む人々の東日本大震災からの日々を描いたものです。小川さんは「ゲームの王国」で山本周五郎賞などを受賞。「地図と拳」も山田風太郎賞を受賞、最新の「君のクイズ」も話題になっている実力派です。千早さんは現代文学の書き手でし…
おはようございます。 兵庫県朝来市にある 生野銀山にやって来ました。 鉱山内は13℃という気温だったので とっても涼しいというかちょっと寒いぐらいでした。 (^^) 生野銀山は、807年(大同2)に開山、1973年に閉山しました。 戦国時代から現代にかけて、1000年以上も続く銀山ですね。 (^^) 当時の守護大名(但馬国)山名祐豊が石見銀山(いわみぎんざん)から 採掘、精錬技術などを取り入れ、掘りおこした鉱山です。 そしてここ生野銀山からは、主に銀や鉱物などを産出。 それが資源となって今も利用されているのですね。 鉱山内の坑道は、コースが1kmあり とても見応えがあります。 所々に、坑道内で…
過去問まとめ(リンクページ)はこちら この年の「観光地文章問題」は、昨今流行っている"愛称付き"空港から出題されました。地方空港を中心に、各地の特色を取り入れた愛称を冠することで知名度や親しみを上げ、全国からの集客を果たすことを目的としています。 令和3年 国内実務 問題6(1) 配点2点/100点 次の文章を読み、以下の設問について該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。(注)作問の都合上、各空港の愛称名における所在地は省略している。(例:出雲縁結び空港 → 縁結び空港) 国内の空港には、地域の特徴を印象付け人々に親しまれやすくすることなどを目的として、ユニークな愛称をつけたものも多い。…
はじめに 発表された候補作を全部読んで、どの作品が受賞するか予想しました。 ワンポイント感想で明確なネタバレはしていませんが、本を読みなれている場合は内容の予想がついてしまう表現があるかもしれないので、それがイヤな場合はブラウザそっ閉じ願います。 逆に、フワっとしたことしか言ってないじゃん、と物足りない方がいらしたらそれもごめんなさい。 リンクは全体的にAmazonへ飛びます。 サクッと予想 今回はズバリ「汝、星のごとく」(凪良ゆう/講談社)ではないかと予想。 普通に小説として、一番デキがよかったと思います。 個別感想 「光のとこにいてね」(一穂ミチ/文藝春秋) 『スモールワールズ』を超える、…
出雲大社での参拝を無事に終えて、清々しい気分です(*´∀`*) よし、次の目的地、厳島神社へ出発しましょう! 神々の玄関口 この砂浜は、出雲大社に訪れる神々が上陸する浜なんだとか ここで砂を集めて出雲大社に奉納する流れらしいです(●´ω`●) エミュー? みたいな子が居ました(^◇^;) グエーグエー 枯れ草の上で見事な保護色っぷりを発揮してますな テコテコ走り回ってましたよ 旅も2日目を迎え、コインランドリーでお洗濯( ´ ▽ ` ) DVD見ながらコインランドリーを待ちますか ばっかもーん!そいつがルパンだー!! エンジン切って、サブバッテリーでナビを起動させてます いやね、自分と家族、軽…
2022年12月7日にさとえ学園小学校を訪問し、工藤泰浩 先生が担当する5年1組の社会の授業「どうする家康!?信長さんや秀吉さんはこうしたらしいですよ。」を参観させていただきました。授業テーマは、2023年のNHK大河ドラマにかけたもので、教科書と参考書を読みながら、織田信長、豊臣秀吉が行った政策に着目して調べて、徳川家康にアドバイスする手紙を描くという活動を行っていました。 徳川家康にアドバイスをする目的で、織田信長、豊臣秀吉のそれぞれの優れている政策を比較・関連・総合する見方を働かせながら全国統一への動きについての理解を深めていきます。 工藤先生が、子どもたちが自分の目的や得意・不得意に応…