今から10年ほど前、私が勤務していた「A病院」での出来事です。 脳血管障害や高齢の患者さんは、誤嚥を起こすことがよくあります。そのため、嚥下訓練はリハビリの中でも重要な位置を占めています。 摂食・嚥下リハビリの専門職としては、言語聴覚士(ST)が代表的。ところが、当時A病院にはSTが在籍していませんでした。 今回は、STの募集を巡る病院経営者や医師との不毛なバトルを前・後編に渡って綴りたいと思います。 《スポンサーリンク》 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 1.嚥下訓練の算定要件 2.ST募集に動き出す 3.稟議書の作成 4.…