書誌情報:みすず書房,193+ix頁,本体価格3,200円,2021年12月1日発行学校史に見る日本 ――足利学校・寺子屋・私塾から現代まで作者:五味文彦みすず書房Amazonいわゆる学校は,「家に塾有り,党に庠(しょう)有り,術(すい)に序有り,国に学有り」(『礼記(らいき)』)から来ており,塾・庠・序・学はすでに周代に存在していたそうだ。家は25戸,党は500家,術は12,500家からなる。塾はもっとも小さな単位の学校で,寺子屋は日本独自に手習いを中心にうまれた手習い所である。足利学校は庠,松代藩文武学校は序,藩校は「国に学有り」の学となる。もっとも藩校という語は江戸期からで,昌平黌の黌は…