「お金を稼ぐこと」と「家を支えること」。どちらも暮らしに欠かせないのに、前者ばかりが“価値あるもの”とされがちだ。そんなことを考えていたとき、ある女性の話をふと思い出した。🌿 何十年も家事を担い、子どもを育て、家庭を支えてきたある日、その女性は夫からこう言われたという。 「誰の稼ぎで食ってると思ってるんだ」。 それはたった一度きりの言葉だった。けれど彼女にとっては、30年以上経った今も、ふとした瞬間によみがえり、心を揺さぶり続けている。💧 家事や子育て、介護や暮らしのこまごまとした営みは、お金に換算されにくい。でも、家が温かく清潔で、食卓に料理が並び、子どもが安心して眠れること。それは人が生き…