あらすじ 亮の祖母を探して、島を歩き回る二人。美由紀が通っていた小学校の、校長先生に会うことができ、話をする二人。小学校の思い出を語る美由紀に、亮の違和感は、深まるのであった。 5 店を出た後、図書館に訪れた二人。図書館といってもそんなに大きなものではなく、本屋に近い建物だった。美由紀が、よくここで過ごしていたと、当時の管理人のお孫さんが教えてくれた。その時も美由紀は、ただ相槌を打つだけだった。 美由紀の提案で、彼女の母校である小学校を訪れた。だが、十年も前に廃校になったらしい。そこで、最後に校長を務めた鈴木哲郎に会いに行った。自宅に行くと、本人が出迎えてくれ、押しかけたのに迷惑そうにせず、歴…