線は、僕を描く (講談社文庫)作者:砥上裕將講談社Amazon思った以上に「またオレ何かやっちゃいました?」な小説で驚いた。・両親を交通事故で失い、孤独に過ごしていた主人公 ・水墨画展示会のバイトにいくと偶然、謎の老人に気に入られた ・謎の老人は実は水墨画界の巨匠だった ・その場で老人の弟子になることが決まった ・水墨画家の美少女とも出会った ・一年後の大会で水墨画バトルすることにもなった ・でもどうやら自分には凄まじい才能があるらしいというのが冒頭シーン。 この段階でどのくらいのリアリティラインで読めばいいのかはわかる。令和の小説だな、との思ったのはそのストレスフリーさ。 人との衝突や、ケン…