日本の古代史上で余り語られない輸送について考えてみる。 縄文時代までの輸送方法については、あまり語ることはない。何故なら徒歩の場合、荷物を直接担いで移動するより他なく、一日当たりの移動距離は100キロとないからだ。現代の軍隊では一日40kmを目安にしている筈だが、ほぼ平坦な地形ばかりならそれでもいいだろうが、日本の地形を考慮する場合30kmも移動したら多い方だろう。近代迄は牛馬に荷物を括り付けて牽いていたから、移動距離は多少伸びた程度と思われる。 海上を移動する場合、主に船が使われる。弥生時代まではほぼ丸木舟が使われていた。しかし丸木舟の積載量は元の木材の大きさに拘束される。そこで、船の容積を…