★★★☆☆ あらすじ 長年営業してきたバーを閉める最終日、パーティーの準備をしていたマスターの男は、逃げ込んで来た外国人女性を匿う。 感想 警察とヤクザに追われる外国人女性をひょんなことから匿うことになった主人公。同時に事件を追う刑事の様子も描かれるのだが、その捜査の緊迫感とは対照的に、女性を匿う閉店パーティー中のバーの中は酒場特有のどこか間延びしたような弛緩した空気が流れていて、その落差が面白かった。 パーティー中の会話で分かって来るのは、マスターをはじめ何人かの常連客は全共闘で戦った仲間たちだという事だ。あれから長い時間を経て、かつての活動に対する彼らの認識はそれぞれ違ってきている。武勇伝…