虫特有の毒成分や、唾液に含まれる成分が皮膚に注入され引き起こされる、赤い発疹・かゆみ・痛みなどの炎症症状のこと。
物質に接してすぐに起こる「即時型反応」と、ある程度時間がたってから起こる「遅延型反応」がある。
遅延の場合は約2〜3日遅れてくる。刺された回数の少ない乳幼児のほうが遅延反応による強い皮膚反応が現れるという。
まず初めにその部分を洗い流して清潔にする。ケムシの毒針毛が刺さった場合、手で払ったりせずに綺麗な流水で洗い流すかセロハンテープやガムテープなどを軽く皮膚に当てはがし、残っている毒針や毒毛を取り除く。その上で冷やし、できるだけ掻かずに炎症を広げないようにする。ハチに刺された時も同様で、針が刺さったままになってる場合は、強く刺激しないよう取り除く。ハチに刺された時にアンモニアを塗るという対応は間違っているらしく、蜂の毒はほとんど中性に近く、アンモニアで中和するというのは、効果がない。
抗ヒスタミン剤(かゆみを鎮めるための抗ヒスタミン成分を配合)
ステロイド外用剤(炎症を抑えるステロイド軟膏など)
が特に有名で、最近では虫刺されによる黒ずみを残さない『ムヒホワイティ』などが注目を浴びている。