国家の外交姿勢を表す語。 字義通り解するのであれば、覇権の獲得・維持を目論むことを指す。共存共栄を目指す立場を「王道」としたときの、「覇道」に相当。国際社会をゼロサムゲームと見なす立場。
もっとも、「帝国主義」という言葉がTPOにそぐわないと感じたときに代替として用いたり、単なる膨張主義のことをこう言い換えてみたりすることもあって、予断は許さない。
12氏族の結束から成るアディゲの国旗 istockphoto.com ロシア帝国による侵略と101年間も戦った小国の民族は、12の氏族から成り立っています。 ロシアに支配された地域の住民は強制移住させられ、多くが死に絶えました。161年前の1864年5月21日、ロシアによる大虐殺が起き、6月2日に国家は滅亡しました。 生き残った多くが国外へ脱出し、その途上でも多数亡くなりました。 この歌は、ロシアに大虐殺された祖先達を偲び、難民としてイスタンブールへ逃れていく民族の悲哀を歌っています。 家族の生死も不明なまま、散り散りになって祖国を去る様子を偲んでいます。 彼女の祖先のように、今のヨルダンへ逃…
台湾で起きているこの種の問題は、日本でも起きうることです。その時、日本は、何か手を打てるのでしょうか?それとも、自由放任するしかないのでしょうか? www.fnn.jp この種の、日本の安全に関わる問題が日本で起きた時、どうするのか、各政党、各政治家に、聞いてみたいものです。 もし、逆のことが中国で起きたなら、中国はどうするかです。決して国外追放では済まないでしょう。逮捕、拘禁、拷問し、背景を徹底的に調べ、簡単には解放しないでしょう。 「中国では、少しでも間違った発言をすれば、本当に消されるでしょう」: 亡命中国人の発言です。 この人は民主主義を求めたことで身が危険になり、中国から脱出し、命か…
www.bbc.com トランプの進める停戦を手放しで喜んでいる日本人達もいます。 トランプの進める停戦が、もし本当に安全・安心・平和に繋がるならば、ポーランドは、戦争への備えの強化を急がないでしょう。 ポーランドが、焦ったように、兵員、対人地雷、クラスター弾、核兵器、防衛費、武器輸入、地下防空壕などの対策に取り組んでいかざるをえないということは、トランプ達の進める停戦方法が、かえってリスクを飛躍的に増大させる大元になることを見抜いているからでしょう。 アフガニスタン問題で、地元のアフガニスタン政府抜きで頭ごなしにタリバンと交渉を進めて、かえって、厄介にこじらせまくった第一次トランプ政権。 ロ…
「『中華民族の感情を害する』と認定されただけでも違法」となり、解釈は当局の意のままなので、空港でスマホを検査され、そのまま拘束されることも大いにありうる現状です。 www.sankei.com 日本が「スパイ取締法」を制定することは悪で、中国が「反スパイ法」を徹底強化することは善とする価値観。 日本が欧米のコロナワクチンを導入することは害悪で、中露のワクチンを導入するなら慈善だとする価値観。 台湾の中国国民党議員達は、欧米ワクチンの導入に反対し、日本からのワクチン贈呈に猛反対し、中国へコロナワクチンを打ちに行こうと人々に呼びかけたが、結局、彼等の多くは、議員特権で、いち早く欧米ワクチンを接種し…
一条真也です。『むすんでひらいて』玄侑宗久著、聞き手/大竹稽(集英社)をご紹介します。「今、求められる仏教の智慧」というサブタイトルがついています。芥川賞作家で臨済宗妙心寺派福聚寺住職の玄侑氏の発言を、教育者で哲学者の大竹氏が聞き取りをした一冊です。現代的な問題も広くカバーしており、非常に学びの多い本でした。 本書の帯 帯には、「死とは何か、生命とは何なのか、『いのち』の根源に向き合う対話集。戦争の拡大や自殺の増加など、生命を軽んじがちな現代だからこそ、全ての生命が繋がっているという『華厳の教え』が輝きを増す。『いろは歌』や『むすんでひらいて』の秘められた意味や『気』の世界などにも触れ、生きる…
皆さんこんにちは、ハトヤブと申します。中国はなぜ覇権主義に突き進むか、その考察をしてまいります。 前回は中国にとっての国の正当性に着眼して考察してまいりました。君主も大統領もいないかの国では実力と愛国心がものを言う異形な世界となっているようで、そのためには覇権主義は大きな要素となっているようです。それでもなお「多少の譲歩はしてでも、仲良くした方がいいんじゃね?」とおっしゃる方もいるでしょう。日中友好のために台湾を見捨てるかは物議をかもしそうですが、「仲良くしたほうがいい」という点については皆さんの一致した見解でしょう。別にそれは間違っていないのですが、もし相手に「仲良くする気がない」場合、とん…
皆さんこんにちは、ハトヤブと申します。本日は最近覇権主義色を強める中国について考察していきたいと思います。 変わる対中認識 欲~14億人を満たすために ジャイアン式資源開発 中国製造2025 【補足】AIIBと一帯一路 世界一の軍隊を作る 太平洋二分割提案 変わる対中認識 2024年4月11日、国賓待遇として訪米していた岸田総理が米上下両院議会で演説をしました。そこでは中国の対外的な姿勢や軍事動向を国際社会の平和と安定に対する挑戦であると言及し、国際秩序を護ることに奔走してきた米国に我が国が「グローバルパートナー」として寄り添うことを宣言しました。 10年前でしたらこのようなことは考えられなか…
中国人全てが、こうだというわけではないですが、こうした抗しがたい力が存在することは、無視できないでしょう。 持たざる者が、持てる者から奪うのは当然、それこそ社会主義、共産主義だという文化大革命のような価値観が、骨身に染み付いているのでしょう。 強引に奪っておきながら「お前こそ恥知らずだ」と罵り返した女性の驚くべき価値観は、まさにそうでしょう。 こうした唯物的な社会を深く憂えて抵抗し、迫害されているのも、中国人です。 www.visiontimesjp.com
Les Tours de Laliberté: Caricature Chine et Russie: intérêts communs? blogspot.com中国とロシア共通の利益は? 我々中露は米国が先導する世界秩序に反対を共有した。 ロシアはトランプによる制裁の痛手を負っている(クリミア侵攻のツケ)。中国はトランプによる関税の痛手を負っている(ルール違反のツケ)。 反ワクチン派の典型的な世界構想と現実の相違 トランプ、プーチン、習近平の三者が世界秩序を根底から刷新するといった構想を、反ワクチン派は振りまいていないだろうか? しかし、トランプは彼等にとって見せ掛けの飾りに過ぎない。 実…
インドは社会主義国だった当時、中国の内部情報を得やすかったため、中国の戦法に、いち早く気付くことができました。 新型コロナの出現に際し、ウイルスの遺伝子構造を調べ、人工ウイルスだと発表したのは、インドの医科大学が世界初です。 その研究結果を、すぐ世界中に紹介したのは、各国に亡命した中国人達のメディアでした。亡命中国人達は、インドの記事を通し、ウイルスへの警戒心を高めました。 しかし、それを上回るような勢いで発動されたのが、ウイルスへの警戒心を失わせる運動です。 中国、ロシア、イラン等は、自国内ではウイルスへの警戒心を高め、西側諸国に対しては逆に、ウイルス防御手段への警戒心を高めさせる戦法を取り…