日本にはかつて「郷学」という独自の教育環境がありました。在郷の有志によって設立された人材教育機関で、儒教がその基板です。孔子の論語や、孟子、大学、中庸と、現在の私たち日本人の生活にも根付いている行動規範を学ぶ場所でした。 その郷学で教えられていたことの一つが、知識<見識<胆識です。知識は、何かを知るということですね。見識とは、様々な知識に経験が合わさって、生き方のベクトルをもつようになることです。そして胆識、見識を行動で体現する様のことです。 人は、「歩く」ということを無意識にやっていますが、本当の歩き方が出来ている人は少数でしょう。身体にもっとも負担がかからず、全身を上手に使っていくらでも歩…