【魔術】 『ピカトリクス』 第Ⅲ書 第10章 諸惑星の霊の効果を調合物に込め、またその作用の損ないを祓う方法。 降霊術の奇瑞について惑星の霊への実修に用いる食物、薫香、塗布剤、香について。 そして惑星の効果また目に見えない作用について。 1, ※アリストテレスはアレクサンドロス王のために編んだ前掲書『デ・エステメクィス』で、諸霊の潜在力と驚くべき効果をもつ4つの石の調整法について述べている。 その第一はラユェタンスと呼ばれ、この石を指輪に嵌め込んで身に着けてると、霊をもつものなら人でも動物でも従順に服する。 またこの石でいずれかの紙片に封印を捺し、これを王あるいは誰かに送るなら、これを見た者は…