これまで学んできた「逆・裏・対偶」は、日常生活でも使われることがあります。 対偶が使われることはほとんどありませんが、逆と裏は使われるケースがあります。今回はその紹介です。ただし厳密な集合の理屈ではなく、こういう考え方として多く使われるよね。というイメージとしてとらえてください。 1 逆は必ずしも真ならず 命題p⇒qが真でも、逆のq⇒pが真でないケースがあったと思います。 そのことを意味する言葉ですが、日常生活でもこのようなケースがあります。 例えば、何かいけないことをして(例:提出物を出していない)教員に呼び出されたとしましょう。 すると、いけないことをした⇒教員に呼び出される が成り立ちま…