知られざる「遊廓」の実態 かつては全国に約3万7000軒「コンビニ密度」に匹敵も 夜の街”などという、コロナ以前には耳にするのも減っていたような言葉が飛び交い、なにやらドキッとさせられる昨今。しかし、かつてこの日本には、“接待を伴う”どころか、公然と売春をいとなむ街があった。よく知られているように、それらは俗に「遊廓」と呼ばれ、昭和33(1958)年4月に施行の「売春防止法」によって消滅するまで、全国に数多く存在していたのだ。 【写真】朱塗りの階段 「売春防止法が施行される以前、娼家は全国に約3万7000軒あったといわれ、これは当時の人口10万人あたり約41軒に相当します」 そう語るのは、「遊…