阿波徳島が発祥の盆踊り。数十人が連(れん)を組み、三味線・笛・鉦(かね)・太鼓の囃子(はやし)に乗って町中を踊り歩く。唄は熊本県の「牛深はいや節」系統のものであったが、大正初期には江戸後期のはやり唄「よしこの節」に替えられた。
毎年8月12日・13日・14日・15日にかけて行われる徳島市の阿波踊りが有名。
踊りは男女の区別があり、男踊りはダイナミックさと滑稽さを持ち、女踊りは可憐さと艶めかしさを合わせ持つ。文字通り町を練り歩くのが大きな特徴で、大勢が一堂に会し踊るさまは圧巻。観光客も飛び入り参加できる「にわか連」は一度経験すると病みつきになる。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」