介護の現場に携わる者として、日々多くの人々と関わっています。家族介護をしている方や、これから介護職を目指す方から、「介護ってどんな感じですか?」「どんな知識が必要ですか?」と聞かれることもあります。そのたびに私は、こう答えたくなるのです。 「介護は頭で考えてもやってみなければ分からない」と。 本や研修で得られる知識はもちろん大切です。しかし、実際の現場では、それだけでは通用しない瞬間が多々あります。このブログでは、高齢者介護が「経験してみて初めて分かる」理由と、その中で私が学んできたことをお伝えしたいと思います。 マニュアル通りにいかない現場 介護の仕事に就く前、私はいくつもの介護の教科書を読…