顧客体験

昨日、新しい冷蔵庫が届いた。配送のお兄さんが設置を終えると、冷蔵庫の下に手をかけ、「ここの黒い部分を回すと、右や左に回して高さが調節できますよ」と、実際にやって見せてくれた。 なるほど、そうやって水平を合わせるのかと感心していると、「ロックかけときますか？」と続けた。「はい、お願いします」と答えたものの、その瞬間、頭の中で小さな驚きが弾けた。――え、冷蔵庫ってロックがかかるの？ 動かなくする機能があるなんて、今まで考えたこともなかった。それまで高さ調節の説明で頭がいっぱいだったせいか、ロックの外し方を聞こうと思ったのに、そのまま流してしまった。 お兄さんが去ったあと、試しに少し動かしてみようと…

「感情をテクノロジーでカタチにする」をコンセプトに、顧客体験（CX）と従業員体験（EX）を向上させるSaaSプラットフォームを提供する株式会社エモーションテック。同社の第12期決算公告（令和6年12月17日官報掲載）が公開されました。その財務内容と事業の現在地を詳しく見ていきましょう。 20240930_12_エモーションテック決算 第12期 決算のポイント（単位：百万円）資産合計: 374百万円 (約3.7億円)負債合計: 377百万円 (約3.8億円)純資産合計: ▲3百万円 (約▲0.0億円)当期純損失: 329百万円 (約3.3億円) 今回の決算における最大のポイントは、純資産がマイナ…

あなたがマーケティングの担当者なら「ブランド体験（ブランドエクスペリエンス）」や「カスタマージャーニー」という言葉はどこかで耳にしたことがあるはずだ。しかし一方で「なぜこれからはブランド体験やカスタマージャーニーが重要なのか？」について、あなたは社内に説明できるだろうか？ このブログ「Mission Driven Brand」は、外資系コンサルティングと広告代理店のキャリアを持つ筆者が、ブランディングやマーケティングの「できない、わからない」を解決するブログだ。 「ブランド体験デザイン」や「カスタマージャーニー」はこれまでの「4Pマーケティング」とは異なり発想転換が必要となる。また、優れたブラ…

AIパーソナライズマーケティングの未来：顧客体験を革新する方法 私たちは日々、さまざまな情報に触れ、商品の選択肢を前に悩む時間が多くなっています。 そんな中、企業が顧客に対してどのようにアプローチするかが、今後のビジネス成功の鍵を握ると言えます。 特に、AI（人工知能）を活用したパーソナライズマーケティングは、顧客体験を大きく変革する可能性を秘めています。 あなたのビジネスはこの流れに乗り遅れていませんか？ AIパーソナライズマーケティングの基本 1. パーソナライズとは何か？ パーソナライズは、顧客一人ひとりのニーズや好みに基づいて、情報やサービスをカスタマイズする手法です。従来の一斉配信型…

diamond.jp 上の記事より 保険会社と代理店の摩擦問題が存在します。この問題は、保険会社が大規模な代理店を優遇し、小規模な代理店との間に溝を広げていることに起因します。しかし、この摩擦を解消するための戦略は存在します。 保険代理店は、自動車保険や火災保険の販売だけでなく、事故予防やリカバリー、さらには新しいタイプの保険の販売など、より高度な役割を求められています。これらの要求に対応するためには、代理店の教育や体制整備が必要です。その一環として導入された手数料ポイント制度については、多くの代理店から不満の声が上がっています。 しかし、デジタル化とテクノロジーの進歩は、この問題の解決策を提…

こんにちは、しんごです。 日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。 接客態度 私は、飲食店などに入ると、お店の人の接客態度を結構見てしまう方です。 日本国内のお店は、どこのお店もかなり丁寧で、なるべく失礼のないように対応してくれているように思います。 ただ、あまりお客様とコミュニケーションしようという気はそこまでなく、言葉は丁寧ですが、そこまでフレンドリーな感じでは無いと思います。 仕事で海外に行くことが時々あるのですが、海外の飲食店にいくと、日本とはかなり違う体験をすることになります。 国にもよりますが、例えばアメリカだと、大きな違いは、…

＜出典：丸亀製麺公式サイト＞ 「顧客体験価値ランキング2022」トップは丸亀製麺 丸亀製麺の「体験価値の5要素」 パーパスを起点とするブランディング 丸亀製麵のブランディングの多層構造 「うどんで～」の取り組みの一環である共創プロジェクト「丸亀製麺×株式会社TOKIO×こども わくわく食育プロジェクト」 パーパスドリブンなマーケティング戦略 丸亀製麺は、顧客体験価値に関するランキングにおいて輝かしい結果を残しました*1。 その秘訣は、パーパス（企業の存在意義・志）と融合したマーケティング戦略と、「共創」をテーマとしたさまざまな取り組みにあります。 成果を最大化するために「パーパス」をどのように…