LINE、プッシュ通知、パーソナライズされたメール…私たちのスマートフォンに日々届く企業からのメッセージ。その裏側で、一人ひとりに最適な情報を最適なタイミングで届ける「顧客との対話」を演出する、最先端のテクノロジーがあります。今回は、その分野で世界をリードする米国企業Brazeの日本法人、Braze株式会社の決算を分析します。決算公告では「債務超過」となっているものの、当期には約7,900万円もの純利益を計上しているという、一見すると矛盾した財務状況が浮かび上がりました。これは何を意味するのか。グローバルIT企業の日本市場攻略における、アグレッシブな成長戦略と、その成果が表れ始めた現在の姿に迫…