< ホレホレ見たことか > ウチの父親は無信心だ。というか、怖いから無信心のフリをしているような気もする。母が他界した2日後、とうとう無信心者にもその時が来た。そう、心霊体験だ。こんなこと書くと「ウサンくせぇ」となるかもしれないが、そう言っていた張本人が実際に体験し、語ったのだ。胡散臭くもなんともない。 火葬が終わり、呼び出しのアナウンスが流れた時は16時を回っていた。骨壺を抱いて粛々と駐車場に向かう。最後までお付き合いいただいた親族にお礼を伝え、我々も帰路に。流石に疲れたのだろう、高齢の父親は帰宅すると同時にパジャマに着替え自分のベッドで眠ってしまった。夜中の2時30分を少し回ったところだっ…