我慢の時 魔が差した まるで手足 我慢の時 ユーノス・ロードスターとの出会いは、誠に不純でここに書くのも憚られるようなものでした。当時の愛車はボルボ・850エステートで、週末になるとサーキットへレース観戦に行ったり、ロングドライブで小旅行を楽しんだり、と充実したカーライフを送っていました。しかし、心の何処かで子供の頃からの夢である ”フェラーリ・328GTBを買う” という思いがモヤモヤしながらも燻っていたのです。その頃は仕事がピークで平均睡眠時間4時間足らず、時には週末も出勤して17連勤なんてこともあり、心身ともに疲弊していた時期でもあったので、余計にクルマに対する妄想やストレスも蓄積してい…