窯蓋を開けると、炎が暴れまくった痕跡がアートのような景色を描く様がいつも美しい(^^) 日々火入れ、日々窯出しが続く“銀古美”の瓦づくりだが、秋以降に一気にいろんなプロジェクトが動き出す! なかでも、なんせ「甃(しきがわら)」の計画と相談が続くが、屋根でなくとも土間、床、壁のように手に届く位置でこの1,000年続く素材のチカラに触れていただけるのはありがたい。 以前にも書いたが、建築の“トーン”って意識しますか? 色には色相・明度・彩度の3属性があるが、トーンとは明度と彩度を調合したもの。 銀古美「甃」は、瓦一枚一枚が藍墨、薄墨、銀鼠、灰青…と不均一で多様な和色を奏で、焼きものらしい豊かな景色…