登録されているテレビ番組や映画などを、月額980円で見放題なオンライン動画配信サービス。
概要
アメリカでスタートしたサービスで、アメリカ版ではNews Corp.及びNBC傘下のテレビ局や映画会社のほか、MGM、Sony Picturesなどの映画会社、CATV、Webコンテンツプロバイダーなど50社以上のコンテンツを網羅している。テレビ番組は過去から現在まで数多くの人気番組を配信している。正式配信時からNBA、NHLなどのコンテンツ提供会社とも配信契約をしてNBAやNHLの試合なども配信している。
アメリカ合衆国の動画配信サービスでは、全体でYouTubeに次ぐ2位であり、上位10社の中で急成長している。テレビ局や映画会社が共同設立しており、プロフェッショナルが作成した高品質な動画を集められるため、クオリティが高い。また、YouTubeなどと比べて利益率の面でも強い。
- コーポレートスローガンは『Anywhere, Anytime』。
日本版
2011年9月1日、フールージャパンにより日本版がスタートした。月額980円(税込)で見放題*1。
配信タイトルは映画・テレビ番組一覧
を参照。
アメリカ版の無料と有料の違い
無料の場合は、広告が出る、連続ドラマを最近5回分しか見られない、PCやMacでしか視聴できないなどの制限がある。月額課金の有料版「Hulu Plus」もある。
沿革
- 2007年3月、NBC UniversalとMyspaceを傘下に持つNews Corporationの合弁企業として設立
- 2007年10月、Hulu.comのベータ提供を開始
- 2008年3月13日、正式にサービス提供開始
- 2010年6月、有料版「Hulu Plus」提供開始
- 2011年9月、日本版スタート。1ヶ月無料トライアルもスタート
- 2012年4月1日、フールージャパンがテレビ東京とコンテンツ・パートナーシップを締結したことにより、テレビ東京のアニメコンテンツが配信開始
- 2012年4月12日、日本版の月額料金を1,480円(税込)から980円(税込)に改訂
- 2012年8月9日、日本版がWiiで配信開始
- 2012年9月4日、日本版がApple TVに対応
- 2013年1月31日、日本版が関西テレビ放送、毎日放送とコンテンツパートナーシップを提携
- 2014年2月28日、日本でのサービスを日本テレビ放送網に売却すると発表。同年春、事業譲渡を行う*2。
対応デバイス
- ウェブブラウザ
- インターネット接続に対応している、一部のテレビ・ブルーレイディスクレコーダー
- セットトップボックス
- NTT西日本「光BOX+」
- ウエスタンデジタル「WD TV Live」
- アップル「Apple TV」
- ゲーム機
- PlayStation 3、PS Vita TV
- Xbox 360
- Wii、Wii U、ニンテンドー3DS
- スマートフォン・タブレット・音楽プレーヤー
- iPhone 3GS(iOS 5)以降のiOS搭載スマートフォン・タブレット
- Android OS 2.2以降を搭載のスマートフォン・タブレット
名称の由来
北京語で「hulu(葫芦・互录)」は「ヒョウタン(の入れ物)」という意味と「双方向の記録」という意味があり、CTOであるエリック・フェンが以前に中国でのオンライン動画配信サービス事業に付けようとしていた名前であったとしている*3。