「百ます計算」を参考に開発
いろいろ工夫はしているつもりですが、やっぱり書く練習時間が足りない。でもいろいろプリント作るの大変だし、問題を増やすほど生徒は混乱しているようにも思います。処理能力を超えてますかね。そこで、もっと単純なドリル形式の練習方法がないもんかなぁとずっと考えてましたが、ある日「百ます計算」をヒントにライティングドリルを考えつきました。
やり方は簡単。タテ6×ヨコ4の24マスのグリッドを作成。
一番左にはI, You, They, Mikaなど主語を、上にはplay baseball, have a car, study Englishなど動詞句を書いておきます。生徒はタテとヨコを掛け合わせて、
I play baseball. You play baseball. They play baseball. He plays baseball.
と英文を完成させていきます。当然、主語によっては三単現のSをつけたりしますので、要注意です。英文の意味はあまり深く考えず、機械的にひたすら練習することで、文法の約束事を体感的に理解して行くことができます。
5分間でいくつ書けるかを競わせたり、反対に何秒で全部書けるか競わせてもおもしろいでしょう。またできあがったシートをみると、「どんな時Sをつけなくてはならないか」などが一目瞭然。理解の手助けにもなるでしょう。
改良アイディアとダウンロード
●レベルに合わせてマスの数を調整
生徒のスピードに合わせて5×4の20マスでやらせてもいいでしょう。
6×3で18マスだと1マスが横長に使えて便利かも。でも「24」って名前が使いたいような…。
●英文のバリエーションを拡充
否定文や疑問文を作らせることもできます。
上に「×」「?」などの記号を書いておくだけでオーケーなので簡単。
ワークシートのダウンロードはこちら。いろいろ追加しておきました。
www.dropbox.com
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蛇足
テスト前になると、余った「24」をもらいにきてテスト勉強に使ってくれたり、自分でノートにグリッドを作ってトライしている生徒もでてきたりして、なかなかいい効果がありました。これってすごくいいアイディアじゃん、って自画自賛してたら、同じような教材が正進社から発売されてました。
文型マスター「英語のたてよこドリル」(正進社)
こちらもなかなかよく出来てて結構悔しかったり。(涙)
でもね、早く終わった子には、シートの右端を折り返して、裏面にさらに問題を追加したり、疑問文に替えさせたり、ドリルを即興で追加できるんで、自作プリントでやるメリットもあります。ぜひ、お試しを。