副教材選びあれこれ

 副教材の話題が続きます。仮に一年生を担当するとして、どんな教材が候補になるか。今まで多く使ってきたものを、とりあえず列挙。でも全部買うとすごい金額になってしまいます。

(1)教科書準拠ワーク ジョイフルワーク(新学社)570円
(2)ペンマンシップ  ニュー・ペンマンシップ(新学社)270円
(3)授業用ノート   ニュー・スタディー・ノート(教育同人社)前後期 500円
(4)リスニング教材  New Listening Plus(正進社)24回 340円
(5)補助教材     Talk&Talk(正進社)520円         
(6)単元テスト    絶対評価プリント(教育同人社) 490円
(7)教科書CD    Total English ミニ学習CD(学校図書)2,500円

 ちなみに(1)〜(7)全部買うと5,190円。まぁ、他教科の教材費(1,000円是後)なんかと比較するとありえない金額ですね。で、よくある組み合わせとしては、(1)〜(4)で1,680円。ちょっと高いけどギリギリ許容範囲か。(1年生だからやや高いんです、と説明できる)

 ただ、これをじっくり見直していくと、思い切って「買わない」という選択肢もありなんじゃないかと思えてきます。

 まず準拠ワークをやめてみる。これは前から書いてます。もちろん替わりに練習になるものを与えなければならないんだけど、がんばって自作するしかない。ペンマンシップは頑張れば作れそう。Excelで4線引けばいいんだし。筆記体用なら、ダウンロードできるものもあります。これだけで840円削減。

 リスニングも今のところNew Listening Plusを使うことが多いんだけど、これはなかなかよく出来てると思います。入試問題向けという雰囲気ではないですけど、授業で扱うにはこのくらいのノリの方がいいかな。生徒ウケはいいですね。で、リスニングを買わないとすると替わりになりそうなのが、長岡英語研究サークルという団体が書いた「中学生のためのListening Adventures」(学校図書)という本。これはコピーフリーで使えて、CDもついて3,800円。結構お得。一回買っておけばずっと使えるし。内容的にはNew Listening Plusに近い感じ。これで、マイナス340円。

中学生のためのListening Adventures

中学生のためのListening Adventures

 授業用ノートも、この際やめてみようか思案中。左のページに新出単語を書いて、右側に本文と日本語訳を書く、なんてノートづくりもそろそろやめようかなぁと思っています。それよりは、意味がわかった英文を何度も書かせるような指導をしたい。まぁ、仮にノート作りをするにしても、専用ノートは(便利だけど)やっぱり高価なので、市販の4線ノートを買わせちゃおうかと。それなら1冊100円くらいで済むし。

 気がつくと、必需品と思っていた(1)〜(4)をひとつも買わなくても、なんとかなりそうな気がしてきました。その代わりに、思い切って教科書CDを買わせてみる、っていうのはどうでしょう。それなら、無理な金額でもない。

 なんて皮算用をしてみるのですが、やはり教科書CDの値段は高すぎるなぁ。コメント欄にもありましたが、高校CDの値段を考えるとぼったくりです。(より音声による導入が求められるのは中学校のはずなのに…)

 これ、ぼくとALTで吹き込んでCD−Rで作っちゃダメなんですかね? もちろんタダで(実費で)配りますけど。教科書会社に聞くと、ダメと言われそうなので、誰か教えてください。教科書原稿そのままで問題があるなら、MikeをBobくらいに変えて吹き込んでみるか。結構本気です。

 そんな副教材選び、あれこれ。