「人間アナライザ」でTFクイズの答え合わせを

 古い過去ログを眺めてたら、載ってた写真に写ってた「小道具」が懐かしくて当時をいろいろ思い返してたら、このカードの別の使い方を思い出したので書いておきます。

 これ、もともとは「2S1Q」っていう会話活動に使うトピックが書かれたカードなんですけど、裏表が赤と青になってて、「今日は赤い方のトピックで話してみよう」なんて風に指定するのに色分けしてたんです。確か赤面はsports, foods, subjectsみたいなジャンルカテゴリで、青面はyesterdayとかnext summer vacationみたいなイベントや時間指定カテゴリという感じで、一応趣を変えてたはず(何せ5年以上前の実践ですからねぇ)

 で、同じ職場の先輩の実践をちょっと応用して初めてみたのが、このカードをTFクイズの答え合わせに使うことでした。

 TFクイズって、一斉に答え合わせすると、まわりを見ながら手を挙げたり(挙げなかったり)しちゃうので、このカードを胸の前で教師に見せるように指示しました。Tだと思うなら赤面を、Fなら青面を教師に向けて掲げます。すると、教師からは全体の正答率が一目で把握できるし(まるで昔懐かしいLL教室にあった「アナライザ機能」ですね!)、生徒からするとまわりの友だちの答えは見えない(=自分の答えもまわりに見られない)ので、自信を持って「自分の答え」を掲げることができます。

 授業の最初にはカードで会話練習。活動後も1枚そのまま持っておかせて、中盤ではTFクイズの確認に使う、という一人二役でした。

 そういえばこの間参観した某研究大会の授業でも「人間アナライザ」と言って、似たようなことをされていた先生もいらっしゃいました。その方は、教科書の表を見せるか、裏を見せるか、背を見せるかで3択にしてましたけど、あれだとまわりの子には見えちゃうなぁ。あれだったら別にグー、チョキ、パーで手を挙げさせても同じかな。やっぱり色分けが、教師としては感覚的に全体の理解度を把握できて便利だと思います。自画自賛

 個人的にデジタルなものは大好きですが、デジタルな「もの」を教室に持ち込むというより、デジタルでおこなっていた「こと」を教室でアナログにどう実現するかを考えるのも楽しいです。意外とアナログでもできるとこは多いし、かえって面白くなることだってあります。

 うーん、あのカードいいなぁ、って思ったけど、今どこにあるんだろ? 今のガッコに来てから、実はそういう会話活動をあまりやっていないので、カードそのものがどっかに眠ってる気がする。まだどっかにあるかなぁ…。ガサゴソ。