Art Tatum, Red Callender, Jo Jones, The Tatum Group Masterpieces

ジ・アート・テイタム・トリオ

ジ・アート・テイタム・トリオ

船橋市北図書館へ行ってきた。

迷った挙句、レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』(清水俊二訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)、『芥川龍之介全集6』(ちくま文庫)、『志賀直哉』(ちくま日本文学全集)を借りてきた。

芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)

芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)

志賀直哉 [ちくま日本文学021]

志賀直哉 [ちくま日本文学021]

Miles Davis, Jazz At The Plaza

ホムペ更新

読む攝津正
http://www.geocities.jp/tadashi_settsu/read.html

2010年12月23日(木):祝日=天皇誕生日

船橋市北図書館で、レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』(清水俊二訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)、『芥川龍之介全集6』(ちくま文庫)、『志賀直哉』(ちくま日本文学全集)を借りてくる。芥川の「温泉だより」「海のほとり」「尼提」「死後」、志賀直哉の「或る朝」「真鶴」を読むが、彼らの文章はほんとうにごく自然で、奇を衒うところがない。良い日本語だと思う。自分も彼らのように書けたら、と思うが、なかなかそうはいかぬ。チャンドラーも最初のほうを読む。案外、すいすい読めるのに自分でも驚く。

ところで、自分にとって決定的なのは、大江健三郎島田雅彦、特に島田だと思う。島田は(恐らく)全作品を熟読しているし、その作品に惹かれるところが多い。「モダンほら吹き男爵」に魅せられているのだ。そして、私の人生と営為も、「ほら吹き」である。島田と違って、天皇制に行ったりはしないが。

チャンドラーを借りたのは、アルトマン監督の『ロング・グッドバイ』のVHSビデオを借りたが、ビデオデッキ不具合で観ることが出来ず、欲求不満が溜まったためである。映画を観られないのなら、小説を読もう、と思った。そういえば、私は、映画をほとんど観ない人である。例外的にパゾリーニは全作品を観ているが。それと、西部劇の傑作は多く観た。また、ハロルド・ロイドも多く観ている。要するに船橋市北図書館に所蔵しているものは観ているのだ。北野武は、処女作の『その男、凶暴につき』が特に好きで何度も観ている。全編に流れるエリック・サティの音楽が良い。

今不意に思い出したのだが、子供の頃はホラー映画の熱狂的なファンだった。怪奇・恐怖映画ばかり観ていた気がする。小説はSFばかり。そんな私が、14歳の「発狂」を契機に純文学に向かうようになった。だが、不器用だし、読むのに難儀するので、いまだに日本文学、世界文学に通暁しているとは到底言えぬ。今後も文学の達人になれることはないだろう。周りの文学者らを見ていると、よく分かる。自分は文学者ではないのだ、そうはあれないのだということが。まあ、文学者になれずとも、読み、書くことは毎日続けるが。一銭にもならぬであろうが。

その2

図書館の文庫本の棚と英米文学、フランス文学、ドイツ文学、ロシア文学の棚を丹念に見て、ここに所蔵されている本を全部読むとしたら膨大な時間が掛かるだろうな、と思った。が、同時に、全部読もうという気には到底ならないな、とも思った。純文学であれ、SFやミステリーであれ、読んで良かったと思える本しか読みたくない。人生の時間は限られているのであり、無駄はしたくない。必要な本しか読みたくない。そういう贅沢、我儘な心がある。図書館の本を片っ端から読破するのであれば、凄いであろうが、そういうことは出来もしないし、やるつもりもない。読みたい本、興味を惹かれた本を読む。それで十分である。

リサイタルの夢

ジャズ・ピアノのリサイタルを学校?で催している。リサイタルは二部構成になっており、一部と二部の間に15分の休憩時間がある。休憩時間に私は、岡崎さんを誘いに会場を出る。二部のために戻ると、関根綾さんがピアノを弾いている。私が戻ったので、彼女は私に交替してくれようとするが、どういうわけか自動車でピアノのところまで乗り付けようとしており、うまくいかない。そのうちにどこかへ行ってしまい、リサイタルの会場に戻れなくなってしまう。そんな夢を見た。

ホムペ更新

攝津正/二和向台サーガ
http://www.geocities.jp/tadashi_settsu/futawa/index.html

2010年12月23日(木・祝:天皇誕生日

本日の15時前後、母親(攝津照子)が自宅店舗の前の植え込みの植木の手入れをしていて、桃色の財布が捨てられているのを見付けた。中には、5円玉1枚に1円玉2枚、それと高校のものと思しきボタン1個が入っていた。財布は二つ折りで、開くとプリクラ写真が2枚、貼られていた。母親は、ひったくりの後、札だけ抜いて、捨てられたものではないだろうか、と言い、駅前の交番に行くと言う。私も同行し、千葉県船橋東警察署二和交番に行ってきた。交番では、名前や住所、連絡先、拾得状況等を尋ねられた。私は身分証明書である運転免許書なども示しつつ、答えた。15分程で手続きは終わり、二和向台駅のすぐ前にある、船橋市北図書館に寄った。『志賀直哉全集第一巻』(岩波書店)、斎藤環茂木健一郎『脳と心』(双風舎)、『坂口安吾全集2』、『梶井基次郎全集全一巻』、『芥川龍之介全集7』、『中島敦全集1』、『太宰治全集1』(以上ちくま文庫)を借りてきた。一旦、自宅に戻り、本を置いて、船橋市議会議員の中村静雄先生の母上である中村静江さんを訪ねた。明後日催される、芸音音楽アカデミーの忘年会のお知らせのためである。残念ながら、中村さんはご不在だった。私達母子は、仕方ないので、Big-A船橋三咲店で豆腐二丁を買い、リブレ京成三咲店で半額のつけ麺を大量に買い込んだ。忘年会で出す心積りである。今、帰宅し、これから買ってきたつけ麺を食べるところである。ああ、お腹空いた。

その2

さっき書こうと思っていて空腹の余り忘れていたが、数年前だったと思うが、二和交番では若い巡査が拳銃で頭を撃ち抜いて自殺した、ということがあった。新聞にも小さく記事が出ていたと記憶している。動機などはよく分からぬ。それと、昨日、芸音に来る筈であった会員さんが、砂利道で転倒し、顔を打ち付けて痣になったので来られないと連絡があったのだが、その人が、やはり数年前だったと記憶しているが、てらおストアの近くの暗い道でひったくり被害に遭い、携帯電話やカード類が入ったハンドバックを何者かに奪われたという出来事があった。今も犯人は捕まっていないと思う。近頃、平和な二和向台近辺でも、ひったくりや振り込め詐欺などの被害が急増しているのである。不穏な世相。今日も、出掛ける時、2階のドアに鍵を掛けて出掛けたのである。用心に用心を重ねている。犯罪に遭わないように。

アンビリーバボー:ラテに感謝!の紹介

たまたまつけたTVで以下の本の紹介をやっていて、思わず見ていて涙した。エリートビジネスマンが転落するが、スターバックスでの労働で救われる話。こんなことがあるのか、と驚いた。

ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事

ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事

志賀直哉『城の崎にて』読了。

『范の犯罪』再読。意外な複雑さに驚く。
斎藤環茂木健一郎の『脳と心』、読みごたえがある。『心脳問題』の山本貴光吉川浩満も協力しているし、赤木智弘を発掘した谷川茂という編集者は大変な腕前だな、と舌を巻く。

貧乏ということは多くの可能性を断念せねばならぬということだ。

来年のいーぐる連続講演に行きたいが、金が無い。行けない。断念せねばならぬ。諦めねばならぬ。嗚呼!
CDを買う金も無い。ただひたすら、ひきこもる。

Twitterで私の映画を撮りたいという人が現れた。

学生さんだというが、有難い話である。地道な活動がようやく実を結びつつある、と感じる。
というふうに、売名行為(笑)に熱心な私であるが、成果は幸か不幸かまるでない。私は埋もれたままである。(好き好んでの)埋没系でなく、単に埋もれている(笑)。まー才能無いからしょーもないっしょ。

melonmaedaさんの意見

http://twitter.com/#!/melonmaeda/status/17938627174596608

攝津さんの場合、他者を「書けていない」じゃなくて「書いていない」ですよね。例の格率ゆえでしょう。それは攝津さんのユニークな点として大事にしていいんじゃないでしょうか。フィクションを書くとなればまた別でしょうが。

http://twitter.com/#!/melonmaeda/status/17943937977155584

しかし、「小説(フィクション)を書く」という行為は、「何々が書けている」という幻想を肯定するところからスタートするしかないんじゃないか。攝津さんが虚構が書けない理由はその前提に対して根本的に批判的だからじゃないか。