夏の終わりは、18きっぷでネタ拾い

皆さまおはようございます。真夏がぶり返したかの如き夏休み最後の週末、「駅長さん」は性懲りもなくお出かけしてきます。今日の目的は二つあり、一つは鉄道むすめ東武・西武限定版の確保、もう一つが足を延ばして愛知県は安城市のプラ「ネタ」リウム鑑賞です。
まずは鉄道むすめですが、そのまま安城へ行けば朝イチのプラ「ネタ」リウムが見れるような時間に京浜東北線に乗って上野へ向かいます。そこからメトロ日比谷線に乗り換え北千住へ行き、改札を出ることなく東武構内にある売店で栗橋あかなさんの限定版を確保です。今日の東武は色々イベント列車が走るようですが、まだ朝早いせいか人影もまばらです。売店ももうちょっと人がいるかな?と思いましたが、思ったほど人がいませんでした。前回の発売で夕方近くまで残っていたようなので、ちょっと分散しているのかも知れません。
で、そのまま連絡通路を通って千代田線の乗り場へ向かい、大手町で東西線に乗り換えて高田馬場へ。こうすると、上野〜高田馬場の190円で大回り乗車が出来て鉄分補給も出来るという算段です。東西線では貴重な07系にも乗れたし、めでたし×2です。高田馬場ではそのまま西武線の改札をくぐり、橋上の乗り換え改札付近にある売店で神井みしゃさんの限定版を確保です。これで今日の主目的その1はコンプリートです。あとは、西武線ではおなじみの井草しいなさんがいるコカ・コーラの自販機を押さえて、西武新宿に向かいます。西武線ではプリキュアスタンプラリーや南入曽の車両基地公開がありますが、そっちは華麗にスルーして、いざ安城まで東海道線を下っていきます。


西武線の各駅にある某コーラ業界最大手の自動販売機には、このように井草しいなさんが買ってくれたお客様に謝意を表しています

新宿8:30発、9061M「スーパービュー踊り子1号」

というわけで、主目的その1を果たし、続いては主目的その2の為に東海道線を延々と下り、愛知県は安城に向かいます。ここからは青春18きっぷでのんびりと行きたいところですが、新宿から熱海までは「スーパービュー踊り子1号」を奮発して快適な移動です。ま、この先オレンジ色の会社区間ロングシートオンリーなので、せめてグリーンの会社くらいは快適に移動したいですからね。あと、この後のスケジュールの都合っていうのもありますが。
もっとも、指定席が空いてなければこのプランも出来ないわけですが、指定席券売機を叩いたところ残席わずかだったのですかさず買い求め、発車時刻を待ちます。ちなみに大宮始発なんで新宿での停車時間が短く、写真が撮れなかったのは残念です。車内は満席に近い状態ですが、新宿駅の改札口でEXILEみたいなダンスをしていた高校生グループや、飛び級で高校に入ったお嬢様とメイドさんと執事とその高校の生徒会長が乗っているわけもなく*1、夏休み最後の週末を満喫しよういう家族連れやアベックで一杯なのでした。
乗ってしまえば快適なもので、アッという間に熱海に到着です。
ここからが本番とも言える、「ぶらりロングシートの旅(泣)」の始まりです。

*1:…って、アニメネタかよ。しかも、どっちもヒロインが同じ声だし(笑)

熱海9:58発431M〜興津11:04発761M〜掛川12:17発949M

熱海からは普通列車を乗り継いで安城に向かいます。431Mは211系と313系の6両編成ですが、スーパービュー踊り子が到着した時点で席が埋まっている状態でした。踊り子が遅れたあおりでちょっと遅れて発車しましたが、丹那トンネルを快調に飛ばして遅れは解消しました。三島・沼津と西伊豆方面へと行くと思しき乗客が降りたので、ここで着席できました。淡々と東海道線を下りつつ富士川を渡り、東海道線東名高速国道1号がひしめく由比海岸を過ぎ、興津で761Mに乗り換えです。


静岡県内の東海道線ロングシート車の天下で、しかもデータイムには興津・掛川と乗換えを余儀なくされ、ことのほか時間がかかります。コレだったら中央西線のようにぼったくりセントラルライナーのような列車でひとっ飛びしたいですね*1

確かに431Mで終点の島田まで行っても同じ761Mに乗り換えですが、ここは座席確保の観点から始発の興津で乗り換えです。発車の5分前に電車が到着し、慌ただしく準備をして761Mとして浜松に向かいます。ちなみに、ここで乗り換えた人は結構いました。西に向かう人からすれば、静岡県内での座席確保は重要なポイントですからね。761Mは静岡に近づくに連れて混み合い、静岡でも入れ替わりはあるものの相変わらず混み合っています。なかなか空かない状態で大井川を渡り、金谷では大井川鉄道のSLが発車していくのを見届け、車窓に茶畑が広がれば、次の乗換駅・掛川です。

 
左:掛川からは名古屋から足を伸ばしてきた311系のお世話になります。この区間クロスシートは有り難い限りです。
右:車内には衆院選直前ということで、愛知県選管の中吊り広告が掲出されています。…って、今の名古屋は何でもドアラにお願いしてますな

ここからは豊橋行き949Mに乗り換えです。ちょうど761Mが到着する頃に上ってきましたが、ありがたいことに311系でした。さすがに静岡県内はアレかな?と思いましたが、名古屋の車両は掛川まで遠征してくるようです。何はともあれ、転換クロスで行けるのはありがたいことです。浜松で大量乗車があり、浜名湖を横目にしつつ、終点・豊橋のちょっと手前・新所原で一旦降りて腹ごしらえをしましょう!

*1:出来たら出来たで、「乗ったら負けかな」議論が起こるんでしょうけど

新所原13:51発953M〜豊橋14:07発5511F

新所原では、知る人ぞ知る名物のうな丼でお昼です。新所原東海道線天竜浜名湖鉄道の乗換駅で、その天竜浜名湖鉄道には駅の中に飲食店が入っている駅が多くあり、新所原はその一つです。だいぶ昔にテレビで見て以来、ぜひ行きたいと思っていましたが、今日ようやくその願いを叶えることが出来ました。JRの駅舎を出ると隣に天竜浜名湖鉄道の駅舎があり、本来なら切符売り場が有りそうなところがウナギ屋のカウンターになっています。そういう造りだと食べるスペースが無さそうに見えますが、駅舎の裏側にお座敷があってそこで食べることが出来ます。せっかくですから「大」を奮発し、そのお座敷で待つこと数分、うな丼様のお出ましです。大きめのウナギが程良く焼かれ、タレと相まっておいしく頂いたのでした。これからは、東海道を行くときは時間を見繕って寄るようにしたいスポットです。

 
JRの駅の隣に天竜浜名湖鉄道新所原駅があります。JRなら20分おきに電車が来るので、時間を気にせずにウナギを堪能できます

さて、ようやく行きのゴールが見えてきました。211系の953Mから313系の5511Fへとリレーし、今日の主目的その2の地に到着です。

安城で「星のまにまに」

新宿から裏技を使いつつも6時間、今日の主目的その2の地・安城に到着です。ここから安城市文化センターまでは通い慣れた道を歩き、8分ほどで着きました。で、今回のプラ「ネタ」リウムのネタですが、いつもの「迷?探偵クリス」ではなく、「せかてん」という名の新企画番組です。6月のネト☆スタでも若干触れられていましたが、その天の声の人こと柚木涼香さんが出演しているので見に来た次第です。入り口にはポスターと出演者のサイン色紙、柚木さんが来訪したときの写真が展示してあります。入場券を買って入ると、意外と人が多くいます。ちょっと前の方という見づらい席ですが確保し、上映開始を待ちます。天文同好会の方によるガイドが始まり、夏の星座から天の川や北欧神話まで、ファンタジックなお話が進んでいきます。そのガイドが終われば、お待ちかねの「せかてん」です。確かにシャルロット(またはエルルゥ)の声がしてきます*1。ネト☆スタの天の声やうたわれるものラジオの時とは違い、大人しめの博識有るキャラを演じていました。ちょっと出番が少なかったかなという感じでしたが、おもしろく見させて貰いました。


ロビーには告知ポスターの他に声優陣のサイン色紙、柚木涼香さん(望遠鏡のテレスちゃん)と宮田幸季さん(プラネタリウムのプラネ太郎)が来訪した時の写真が飾られていました

しかしまあ、今年が国際天文年ということで、そういえば「宙のまにまに」のアニメもそれに乗じているはずですが、まじめに星空を見ていると、違う目的でプラ「ネタ」リウムに来ているのが恥ずかしくなりますね(笑)。ま、コレを通じて星空のファンタジアが感じられれば、結果オーライですが。
さ、それでは見終わったことですし、再び東海道線を延々と上ってお家へ帰りましょう。

*1:何のタイトルか分かるかな?

安城16:06発5338F〜豊橋16:36発974M〜浜松17:20発5450M〜熱海19:56発936M

というわけで今回のミッションを終え、帰途に着きます。安城からの新快速は座れませんでしたが、豊橋から先は席が確保できたので何よりです。また、帰りは浜松から熱海まで直通する列車があったので、一旦座ってしまえば気が楽になります。欲を言えば、こういう長距離乗車する区間ではロングシートを避けたいものですが…。要所要所で浴衣姿の女性を見かけ、どこぞで最後の夏祭りや花火大会が行われているのかと思いを馳せつつ、熱海に到着です。
熱海ではお約束の階段の上り下りが必要な乗り換えを余儀なくされ、ラストランナーであるE231系にバトンタッチします。936Mは15両ですが、6両の5450Mから乗り換えてきた18族やあらかじめ乗っていた人を含め、それなりの乗車率で発車したのでした。安城から約5時間、まもなくこの夏も終わろうとしています。