【Utrillo, Maurice】フランスの風景画家(1883-1955)。
美術館「えき」KYOTO、来たことがあるような気がしてたけど行ってみたら来たことないな〜ここは、と気づいた。美術館と名乗っているものの、別に普通に難波の高島屋とか梅田の大丸みたいな、まあ百貨店の特設スペースほどのものだなと思った。あと名前の「えき」の部分の鍵括弧の存在がなんかわずらわしい。 京都駅というのは京都に遊びに行くときに全然通らない、街のはずれにあるもので、バスは乗れんし地下鉄は不便やし、なかなか、繁華街の中心である河原町付近からわざわざ京都駅周辺に来るのはめんどうくさい。 ユトリロは、すごーく好きということもないのだけど、あんまりまとめて見る機会がなかったので、こういう規模と価格帯で…
来週は、東京に住む甥っ子とお嫁さんが、生後4か月の乳児を連れてやってきます。両親に会わせるために海を越えてはるばると✈ 両親にとっては初曾孫、私にとっては孫もどき。両親のもとへは、誕生から4か月間ほぼ毎日動画を送られてきています。 それはイベントだけでなくほのぼのとした日常の風景。 離れて住むじじばばに甥っ子夫婦のあたたかい贈り物。両親にとって毎日の楽しみで、画面に向かって呼びかけて話しかけて手を振ってます。本当に幸せそう♡ 25年前、 初孫の甥っ子が生まれたときに、当時はすごく高かったテレビ電話を買おうかと検討していたことを考えると、本当に便利な時代になりました。 長生きもいいものです。 さ…
ユトリロ作「シャルトルのギヨーム門」 ほぼ同じ場所からの写真 上の絵画は、ユトリロによる「シャルトルのギヨーム門」です。1914年に描かれました。 ユトリロは印象派の画家ではないのですが、彼のパリの作品群のように、この本の題名にある「都市風景画」にはぴったりの画家です。本の中でも、多くの作品が扱われていました。 自分もほぼ同じ場所から写真を撮っていました。 ギヨーム門はユトリロの時代は、まだほぼ完全な姿で残っていたようですが、第二次世界大戦中、1944年8月15日から16日にかけて破壊されました。 残念な話ですが、それはそれで廃墟の美といった趣があります。古代ローマの水道橋遺跡を思い出します。…
今日も昨日から続く雨で、 かねてから気になっていた、 岡山県立美術館で開催されている 名古屋市美術館コレクション エコール・ド・パリとメキシコ・ルネサンス に行ってきました。 okayama-kenbi.info 1番最初がピカソの絵。 ユトリロの絵もあり、 おさげ髪の少女のモディリアーニの絵も 直ぐに展示されてました。 思いがけず、 シャガールの絵画がたくさんありました。 二重肖像の絵も良かったです。 絵葉書がなかったのが残念。 チラシの裏に載ってたから、 それでヨシとしましょう。 他に、寓話を1枚のイラストで 表現した絵がたくさんあって、 それぞれの寓話の解説文字を しっかり読みました。 …
萩尾望都「メッシュ」から雪のラパン・アジル 萩尾望都の「メッシュ」は1980年代に描かれた作品でパリが舞台になっています。 メッシュというのは、主人公の少年が金髪だけど銀色のメッシュが入っているように見える髪型からついたあだ名です。 メッシュは綺麗な顔に似合わないチンピラで、ボスのヤクを盗もうとしてリンチされ腕を折られて街を彷徨ってた所を、貧乏画家のミロンに拾われます。 ミロンは優しいおおらかな青年で、メッシュはなんとなくミロンのアパートに居ついてしまいます。 怪我も治り明るさを取り戻していくメッシュですが、彼の心の奥底には癒せない深い傷があって、そのせいで時々感情が不安定になってしまうのがミ…
2000年6月14日 ユトリロとその母親・ヴァラドンの展覧会。 日本ではほとんど初めてらしいヴァラドンの絵は、でもそれほど凄いと思わなかった。いろいろな画家と付き合い、誰の子供か分からないままに、ユトリロを生んだらしい。そういうエネルギーは感じるものの、それならゴッホの方が、それならゴーギャンの方が、それならマチスの方が、といったことばかりを考えさせてしまうような作品だった。もちろん、人によって感じ方が違うから、会場のノートにもヴァラドンの方が素晴らしいと書く人もいるのだから、自分だけけが正しいわけでもない。 でも、会場で、ユトリロの絵を見たら、初めて見たような気がした。 こういう絵は、カレン…
昨日のブログで皆さんに心配をかけてしまったが、一昨日吐いてから痛みは和らぎ、元気を取り戻しつつある。 今日は稲沢市荻須記念美術館へ行って来た。現在、荻須高徳の生誕120年を記念して荻須高徳展が開催されているが、明日が最終日であり、間に合って良かった。 荻須高徳展図録 私は街の風景画を観ることが好きで、今回の展覧会は副題が「私のパリ、パリの私」とされているように、パリの街角、建物などの絵が多い。 パリを描く画家としてユトリロも大好きであるが、この二人が同じ場所「コタン小路」を描いているので比較してみたい。 コタン小路左:荻須高徳(1936年)荻須高徳展図録より 右:ユトリロ(1911年)ユトリロ…
この度の豪雨災害で被害に遭われた方に 心よりお見舞い申し上げます。 毎年、この時期は自然災害が多いですね。 少しでも被害が少ないことをお祈り致します。 私は2週間前から発熱で初のPCR検査、 初の隔離生活(検査結果が出るまで自宅で念のため) と、なかなか不安の多い毎日を送っていました。 PCR検査結果が陰性で気持ち的にずいぶん楽になりました。 まだ原因不明?の微熱があり、倦怠感が残りますが ブログに書きたいことはたくさんありますので ぼちぼちと更新していきたく思っております。 今回は、現在開催中のポーラ美術館展をご紹介します。 記憶をたどりながらの更新になりますが、 最後までお付き合いください…
(モーリス・ユトリロ『シセイ・アン・モルヴァン』、1914年頃) ★佐藤幸宏「両大戦間のパリと芸術家たち」 北海道立近代美術館、2021年8月8日(日)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 当館の収蔵作品の各分野の魅力をあらためて掘り起こす「コレクション・ストーリーズ」。第2回目となる本展では「エコール・ド・パリ」コレクションを、「人間 異境の街角」「風景 追想の街角」「物語 幻影の街角」という3つの切り口からご紹介いたします。 (キスリング『オランダの娘』、1928年) エコール・ド・パリは、1920年代から30年代、両大戦間のパリを舞台…
しっとりとした、女の肌のような五月雨が降り続いている。忘れ去ることのできない心の傷のように、濡れた地面には、大小様々な足跡が残っている。小学生の頃、雨の日が好きだった。独特の匂いが漂う教室で、ぼんやりと青白い光を放つ電灯が特にお気に入りだった。たっぷりと湿気を吸い込んだ廊下に、生徒の上履きが黒ずんだ汚れを転々と残していく。それを見て、「今日、掃除当番でなくて良かった」と胸をなでおろしたものだった。雨天時は、普段は外で行う体育の授業が体育館で行われたりと、日常に変化が出てくる。子供が生まれてからは、外に出かけなくていい免罪符として、雨を理由に嬉々として引きこもっていた。「まあ、雨だからしょうがな…
(モーリス・ユトリロ『シセイ・アン・モルヴァン』、1914年頃) ★野田佳奈子「ユトリロの描いた街並み」 北海道立近代美術館、2024年4月28日(日)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 「エコール・ド・パリ」は、1920年代から30年代、両大戦間のパリを舞台にした、おもに外国人画家たちの一群を指す呼称です。美術の中心地に引き寄せられた偉大な才能のきらめき、戦争が奪った郷愁の風景、美術の伝統に根ざしながらも苦悩する想像力の世界など、多彩な絵画作品により、パリという稀な美術都市で繰り広げられた創造者たちの軌跡をたどります。 ※なお、こちらの…
名古屋でオープンマイクやギターなどでの弾き語り、飛び入りライブができるライブハウスやバーなどのお店を、当方が見つけた限り、一部ですが一覧でご紹介しています。 (情報は記事作成時点でのお店などのサイトなどから書いています。記事をご覧になった時点での最新情報や【詳細は必ず】外部リンク先でご確認ください。) 名古屋オープンマイク「一覧」 アラン・プーサン アルマジロ Cafe&Bar SakaeBase LIVE & BAR Slow Blues ナイトカフェ弾き語り ミュージックバー パーチ PARADISE CAFE 21 パラダイスカフェ21 ライブバーBrushup ボエボエ名古屋 ROSE…
パリには 今でも風車があります。 場所は パリの北のはずれ 「モンマルトル」という丘の斜面です。 2000年ほど前に シーザーの遠征軍が地元住民を破り 地元民の集落があったセーヌの中洲 今のシテ島を拠点に ルテシアという名で ローマ人の街が造られた。 そこから北に4kmほどに小高い丘があり 天に一番近い場所ということで 水星の神メルクリウスの神殿を建て さらに 周辺を見張るのに絶好の場所であるため 兵士を駐屯させた そんな場所。 3世紀初頭 まだキリスト教が非公認で 邪教として弾圧されていた時代に この地で布教に当たっていた「ドゥニ」という僧侶が 処刑された場所。 彼は切り落とされた自分の首を…
1909年から1929年にかけてパリで席巻したロシアのバレエ団「バレエ・リュス」について、舞台芸術のカラー図版を大量に交えて紹介する本。 バレエ・リュスについては、ピカソが舞台美術を描いていた、ということくらいは知っていたのが、逆に言うとそれ以上のことはよく知らず、なんでピカソがロシアのバレエ団の舞台美術をやってたんだ、というぼんやりとした謎であった。 ただ、最近、改めてこの時代について調べようと思ったときに、明らかに重要な存在だなと気づき、この本を読むことにした。また、 青柳いずみこ『パリの音楽サロン――ベルエポックから狂乱の時代まで』 - logical cypher scape2、海野弘…
ゴヤの「1808年5月3日:プリンシペ・ピオの丘での銃殺」 大塚国際美術館の所蔵作品のうち、ルネッサンスの作品だけでも約140点あり、続くバロックの作品はゴヤまで約120点ある。10点以上の作品を展示している人も5人ほどになる。こちらの作品は、スペインの画家、ゴヤ、フランシスコ・デの「1808年5月3日:プリンシペ・ピオの丘での銃殺」である。前日夜間から5月3日未明にかけて、マドリード市民の暴動を鎮圧したミュラ将軍率いるフランス軍銃殺執行隊によって、400人以上の逮捕された反乱者が銃殺刑に処された場面を描いた作品である。ゴヤが描いたのは、半島戦争、ナポレオン一族治下のスペインが終わった数年後の…
最終日教会の後カフェで休憩。そしてカタコンベの代わりに行っても良いよ、と言われたオルセー美術館です。 多分トイレの神様に ドタバタのオルセー、絵の記憶は薄いのですが、トイレがカフェフロア突っ切って6階までいかないとない、っていうのは死ぬまで忘れないじゃないかと思います。 かなり日本の恥でした………😰すみません。 本当にマネの前とかで最悪な粗相をしなくって良かったと思います🫠 決壊していたらネットニュースになっていたかもね❗️ それはそれでネタになったんだろうか………。 いや、そこは人間の尊厳取りたいよね⁉️ マンガにも描きましたが私美術の審美眼なくも知識も薄いので、みたいな、と思うものの幅がと…
みなさん、おはようございます。 ざべすよ! ざべすの国には「小(しょう)おんも」「大(だい)おんも」という言葉があります。「おんも」は「おでかけ」を意味します。それに大小があるのです。分かれ目は交通手段にあります。特急に乗ったら「だいおんも」、乗らなかったら「しょうおんも」です。 これが「だいおんも」の風景です。 特急の指定席で朝ごはんです! 特急の天井です! 川を越えていきます! ざべすは早起きして、特急指定席券を買って、「席で何食べようかな」って売店をめぐって、そして席に座り、出発するまで食べるのを我慢して、出発したら食べるのが大好きです。 このときはどこに行ったかと申しますと、 ばばーん…
出久根育さん。 昔から大好きで、先週行った展示が素晴らしくて素晴らしくて!展示数もめちゃくちゃ多くて。 どうしてももう一度でも終わる前に見たくて、エイヤっ!と吉祥寺へ。 彼女のここまで大規模な展示会は、かなり珍しいと思う。 何度か、教文館に行った際にたまたま見れたことがあって、あれも相当レアでラッキーだった✨ チェコの民族衣装。 デッサンのうまさが半端ない。 色遣いも鮮やかで繊細で可愛い🩷 猫ちゃん好きの方で、猫ちゃんの絵もたくさん。 いつも、どんなに素晴らしい展示でも、もう一回来ようと思ってなかなか行かずに終わる。 今回、これだけの展示は本当にレアだし、何より吉祥寺美術館さんの入館料300円…
去年の秋、夫婦で京都に小旅行をした。 たまたま『ユトリロ展』に出くわした。 京都駅の伊勢丹の中にある美術館でやっていた。ユトリロの実際の絵をじっくりと鑑賞する機会を持つことがあまりなかったので、ラッキーなことであった。 母親がパリで、錚々たる画家達と浮き名を流していたというのは何となく知っていたが、ユトリロ自身がアルコール依存症治療のために絵を描いていたことは知らなかった。多分、それは有名なエピソードなのだろう。 ショップでユトリロの絵葉書とそれ用の額を買った。 新しくなった自分の部屋にしばらく置いてみた。 何となくしっくり来ない。妻に買ったピカソの絵の方がハッキリ見えて良かったかも。などと思…
芸術の都パリ フランスと言えば、美術館がたくさんありますよね。 その中でも有名なのはこの3つ ・ルーヴル美術館 ・オルセー美術館 ・オランジュリー美術館 ルーヴル美術館は外観のみにして、実際に入ったのはオランジュリー美術館となりました。 パリ3大美術館(ミュゼ)はぞれぞれの規模や個性を知ってから ダ・ヴィンチ・コードのあらすじ ルーヴル美術館 ルーヴル美術館ミュゼ巡りミニアドバイス チケットは日本からが便利 大きな美術館の注意点 無料公開日もある スリに注意 オルセー美術館 オランジュリー美術館 見学おすすめルート 作品以外も楽しんでみて 美術史の豆知識 美術史を学ぼう ルネッサンス バロック…
アーティゾン美術館「マリー・ローランサン—時代をうつす眼」を観てきた。 個人的にはマリー・ローランサンはあまり興味がない。パステル色使いのいかにも乙女チックな雰囲気とかがなんとなくしっくりこない。さらにいえば、この人とココ・シャネルはパリがドイツ占領下にあった時に対独協力者だったとか、そういう話を聞いたことなどから。 今回はというと、友人がアーティゾンに行ったことがない、マリー・ローランサンが見たいとそういうことだったので、まあチケットを取ってやったりとか諸々。友人、同い年でまだ現役でバリバリ働いているのだが、オンラインチケットの取り方とかそのへんになると一気に情弱になってしまう。まあそういう…
今日は春一番が吹きました。花粉も飛ばしているようです。毎年は28日が花粉症のスタート日ですが、喉が少し痒いような感じで花粉症の前兆のようです。午後3時過ぎにwebでの講習会ですが近所の美術館に行ってみようと朝目覚めた時に思いました。西山美術館です。小高い丘の頂上にあります。来館者はほとんどいないのに長年にわたたってここにあるのはあなぜかと思いますが、美術館のオーナーの西山さんはダスキンの創業者でした。ユトリロの絵画とロダンの彫刻がメインの作品で他に1,2階には水晶、アメジストなどのパワーストーンが展示されてます。ブラジルほかから持ってきたようです。家内と5階まで廻って、二階のカフェでシフォンケ…
右側の絵画は『叫び』で有名なノルウェーの国民的画家ムンクの作品、左上はルノアール、左下はクルラーディの作品 令和6年2月10日、ひろしま美術館で展示作品の入れ替えと月一回の美術館コンサートが開催された。 右側の作品はユトリロ、左上はルノアール、左下は『麗子像』で有名な岸田劉生の作品 広島銀行創業100周年記念として1978年に開館したひろしま美術館。国内外の超著名な画家達の作品群が“これでもか〝と言わんばかりに入れ替わり、何度訪れても毎回美術館の展示物に魅了され続けると同時に、同館の潤沢な資金力には驚愕する。 ショパンの作品を中心とした演奏会 今月はピアノコンサートで、ピアニストは2023年第…
まだ行っていなかった美術館と博物館へ。 ヤマザキマザック美術館「杉浦非水の世界」 名古屋市科学館「化石ハンター」展 「アウト・オブ・チベット」説 常設展も楽しかった 久々のプラネタリウムは 名古屋市美術館「ガウディとサグラダファミリア」展 ヤマザキマザック美術館「杉浦非水の世界」 みつこしタイムズの表紙がチケットに 地下鉄東山線新栄町駅直結。 三越やカルピス、ヤマサ醤油などの広告ポスターで知られる杉浦非水の企画展に行ってきました。 「レトロ・モダン・おしゃれ」というコピーの通り、デザインや色合いがとてもおしゃれでした。 真ん中の地下鉄のポスターは歴史の資料集に載っていたかも 洋装と和装の入り乱…
価格:79,500円(税込) 【カラー】 エンジェル・ピンク/ピンク ラフォーレ・ミント/ミント サンジェルマン・ブルー/ライトブルー プランタン・パープル/ライトパープル ユトリロ・ホワイト/アイボリー カスタード・イエロー/イエロー エリゼ・ライラック/ライラック ローランサン・ピンク/ピンク A4フラットファイル対応 約1,390g 主素材:牛革ボルサ 【ユニバーサルリセ】の詳細はコチラ 【ユニバーサルリセ】が買えるサイト モギカバン公式通販サイト